春覇者・中大相手に敗北/関東学生秋季1部リーグ戦

ハンドボール 2023.09.10

 秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)5戦目の相手は春季リーグ戦(以下、春リーグ)を制覇した中大。日大戦で初勝利を挙げ、いい勢いで臨んだ一戦は、ビハインドながらも前半を2点差で折り返す。しかし後半は流れをつかめず、点差を離され試合終了。連勝とはならなかった。

 

◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)

▼9・10 対中大戦(国士大多摩体育館)

 明大24{15―17、9―18}35中大〇

 

 「格上相手だったので、強い気持ちを持ってやっていた」(川久保拓郎・農4=高知中央)。先制こそされたものの、直後に川久保がシュートを決めるなど、序盤は点を取り合う展開が続いた。しかし前半21分、中大にシュートを決められ9―14と点差が5点に広がったところで明大はタイムを要求。その後は数的優位になったこともあり徐々に明大のペースに。前半25分以降には、3点を連取し、追い上げを見せた。「思い切って決めるところは決めていたので、速攻でも走って点を取れていた」(加藤良典監督)。春リーグ覇者である中大相手に15―17と2点差に迫ったところで前半を折り返す。流れは明大に傾いたように思われた。

 

 ところが迎えた後半、立ち上がりに苦戦する。「オフェンスで(得点)できなかったのが悪循環でディフェンスの失点につながった」(加藤監督)。後半10分までで明大が得点できたのはわずか1点。その間ディフェンスでは中大の速攻を食らうなど4連続得点を許してしまう。明大のオフェンスも果敢にシュートを放つが、相手の好守備に阻まれ点差を縮めることができない。後半は終始中大に主導権を握られそのまま試合終了。2点だった点差は11点に広げられ、24―35で敗北を喫した。

 

 次戦の相手は春リーグの入替戦で1部に昇格を果たした順大。「順大は2連勝していて、流れの波に乗っているチーム」(谷口尊主将・商4=北陸)。順大戦では今回の敗戦を糧に、ディフェンスとオフェンス両方のレベルアップに期待したい。

 

[堀口心遥]

 

試合後のコメント

加藤監督

――中大に及ばなかった点を教えてください。

 「自分たちが点を取らないといけないところで、シュート決め切れていなかったのが1番の差だと思います」

 

谷口

――次の試合に向けて意気込みをお願いします。

 「(順大の)勢いに負けずにこの1週間の対策とかを練って、しっかり勝ち切れるように頑張りたいです」

 

川久保

――前半の良かった点を教えてください。

 「ベンチ外もベンチもコートも声を出して、相手に流れをつかませなかった部分が前半の良かった部分ではありました」


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