
春季リーグ10戦目 勝利を逃す/春季関東大学男子1部リーグ戦
春季リーグ10戦目の相手は順大。第1セットを先取し、試合の流れをつかんだように見えたが、続く第2、3セットを落とし厳しい展開となる。その後も相手の勢いのままに第4セットを取られ、セットカウント1-3で敗北を喫した。
◆4・8~5・21 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)
▼5・20 対順大戦(慶應義塾大学日吉記念館)
明大 1{25-21、17-25、23-25、10-25}3順大○
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文2=東福岡)、OH工藤有史(政経4=清風)、MB黒澤孝太(政経2=明大付属中野)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、Li武田大周(政経4=松本国際)
2、4セット目
OP坂本⇄MB西崎康真(文4=清風)
3セット目
MB黒澤⇄MB山田美雄(政経2=東福岡)
試合の流れを決める第1セット。坂本がサービスエースを決め、明大のペースに持っていく。中盤で佐々木がブロックアウト、チームがより勢いづいた。その後の両チームは点を取り合う展開に。相手のスパイクを拾いきれず徐々に点差は縮まり追い付かれるも、25-21で第1セットを取った。
このまま第2セットを取り、試合を有利に進めたい明大。序盤は得点を重ねておおむね好調だったが、ネット際の攻防で競り負け、相手に連続得点を許す。「徐々に自分たちが崩れていくのを感じた」(工藤)。相手ボールに必死に食らいつくもミスが出てこのセットを落とす。試合の主導権を握れずにいたが、相手にスキが見えると佐々木と工藤がすかさず強打でブロックを押し切り対応する。「3セット目は後半につれて良くなってきていた」(佐々木)。1点差まで詰め寄り逆転目前だったが決め切れずに23-25で惜しくもこのセットも相手に奪われる。4セット目はミスが目立ち相手に連続得点を許す場面が続いた。「特に情けないセットだったと思う」(工藤)。最後まで流れを変えることができず10-25でこの試合を終えた。
「序盤はいつもいい展開だが徐々に自分たちの動きができなくなり粘り負けしてしまう」(佐々木)。今回も悔しい試合となった。「大事なところでミスしている部分が負けにつながったと思う」(山田)。敗因は明確だ。チーム内での課題を改善して次戦では勝利をつかみたい。
[田上愛子]
試合後のコメント
工藤
――敗因はどのようなところに感じますか。
「いつも通っているクイックが全く通らなかったのとその後のディフェンスが全然駄目だったところだと思います」
坂本
――最終戦どのような形で終わりたいですか。
「最後勝って次の東日本学生選手権につなげたいと思うので、次の試合は絶対に取りにいきます」
佐々木
――3セット目で逆転のチャンスが見えたが、その時はどんな気持ちでしたか。
「楽しむ気持ちを持って全員でボールに食らいつきました」
山田
――試合を振り返っていかがですか。
「格上の相手に対してこちらが引いてしまって、やられたい放題やられたことが自分たちの力不足だなと思いました」
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