
接戦を制す! 日大相手に今季初白星/関東学生1部リーグ戦
リーグ戦4節目は日大との一戦。明大は第1P、引いて守る日大に対しエースの2得点でリードし、第2Pで得意のセットプレーから点差を広げる。しかし第4Pで連続失点、一度は追い付かれるも最後はキャプテンがしっかり決め切り、最終スコア11-10で勝利、初白星を飾った。
◆5・7~6・25 関東学生1部リーグ
▼5・20 対日大戦(日体大健志台プール)
〇明大11{2-1、4-1、3-3,2-5}10日大
待望の今季初勝利となった。ここまで成績が振るわず、何としてでも勝ち点の欲しい明大は個を生かす作戦で日大に挑む。第1P、試合開始早々引いた守備をする日大に対しチームのエース・越智大介(理工3=明大中野)がミドルシュートを放ちネットを揺らす。2分に失点を許し、流れが日大に傾くも兼本翔安(政経2=修道)の連続好セーブが光り無失点に抑える。その後越智がペナルティースローを冷静に沈め2-1、1点リードで第1Pを終えた。続く第2Pでは宇津野貴大(経営2=明大中野)の好守備から流れを作り出し、1失点を許すもセットプレーから合計4得点とチームの調子の良さを見せる。
このまま突き放したい明大だったが、第3P開始2分で2失点と着実に点差を縮められてしまう。反撃に出た明大は渡邊十雅(政経3=明大中野)の繊細なパスを起点に連続得点に成功。ラストプレーで失点を許したが、相手のエースの永久退水もあり余裕をもってピリオドを終えた。4点リードで迎えた第4P、相手の果敢な追い上げにまさかの4連続の失点、リードがなくなり焦る明大。1点を返すが直後のプレーで失点してしまう。残りは2分、相手ペースで試合は進む。流れを断ち切ったのは主将の狭間俊二(商4=明大中野)。狭間はラスト1分、ゴール前でボールを受けると相手のディフェンスをかわしGKとの1対1を確実に決めた。これが決勝点となり、最終スコア11-10で今季初勝利を飾った。
次節は好敵手早大との一戦。近年の目標である上位リーグ進出を懸けた負けられない戦いだ。今節まで得点の面を3、4年生が引っ張る形の試合が続いたが1、2年生のさらなる活躍にも期待したい。
[岩田英佑]
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