同期の期待に応えた!足立が3位入賞/全日本学生個人選手権

ウエイトリフティング 2023.05.14

 大会2日目も明大勢が見事表彰台入りを果たした。81キロ級に出場した足立涼馬(法4=舞子)はスナッチで記録を伸ばすことができず。それでもジャーク3位となる159キロを拳上し、万全の調子ではないながらも表彰台入りを果たした。

 

◆5・12~14 第69回全日本学生個人選手権(はびきのコロセアム)

▼81キロ級

3位 足立(S122 J159 T281)

▼89キロ級

8位 道畑(S124 J147 T271)

9位 大久保(S123 J143 T266)

10位 新井(S118 J135 T253)

※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル

 

 1日目に入賞を果たした坂口颯基(政経4=須磨友が丘)に注目選手として挙げられた足立。同期からの期待を背負い、プラットフォームに立った。スナッチは「練習の時から調子が悪かった」と、1本目の122キロを落とす。続く2本目は同重量で成功させたが、3本目127キロはバランスを崩し挙げることができず。この時点で5位と表彰台入りは厳しいかと思われた。しかしここから足立の力が発揮される。ジャーク1本目を拳上すると2本目で自己ベストに迫る記録に挑戦。クリーンの時点で失敗するも、連続試技となった3本目では慌てることなく、ジャーク3位となる159キロを成功させた。この結果一気に2人を抜き、銅メダルを獲得。坂口の期待に応える記録を残した。

 

 89キロ級では順位こそ振るわなかったものの「アップの仕方を変えてみたのが良かった」(道畑陽識・政経3=常翔学園)と収穫もあった。同じ階級で互いを高め合っている3人。これからの飛躍に注目したい。

 

 重量級が行われる3日目には川上直哉主将(政経4=尼崎工)を筆頭に、3人の選手が出場予定だ。2日間で2選手が入賞するも、表彰台の頂をつかんだ者はいまだなし。今シーズンの団体戦に弾みをつけるために。最終日の試技にも目が離せない。

 

[高橋佳菜]

 

試合後のコメント

足立

――ジャークを振り返っていかがでしたか。

 「やりたい重量ではありませんでしたが、順位を優先していきました。自己ベストが160キロなので、1キロ下をいきました。165キロなどを挑戦してみたかったのですが、調子が良くなかったのでこれが限界値かなという感じです」

 

――今年度の明大はどのようなチームですか。

 「みんな強くなろうという意識が強いチームなので、もっと記録を伸ばしていってほしいです。最後の11月の大会(全日本大学対抗選手権)をいい形で迎えられるよう調整していきたいと思います」

 

道畑

――スナッチはいかがでしたか。

 「スナッチはいつもよりすごい軽くてフォームも安定していて、いけるなと思っていたので、予想通りというか安定して良かったです」

 

大久保直倖(法3=宇佐)

――課題点を教えてください。

 「ジャークの3本目で脚が疲れてしまってクリーンができなかったので、脚を鍛えてこれからどんどん成長していきたいと思います」

 

新井陽生(政経2=尼崎工)

――良かった点はありましたか。

 「思ったより緊張せず試技に臨めたので、今までだったら不安とか会場の雰囲気にのまれて1本目落としてしまうことも何度かあったので、それに関しては良かったと思います」


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