
リーグ戦最終日 男子4位、女子5位で終える/関東大学春季1部リーグ戦
リーグ戦も最終日となり、男子は日体大、女子は筑波大と対戦。ここまで男女とも1勝3敗で4位だった明大だが、男子は4ー1で勝ち切り4位でリーグ戦を終えた。女子は1ー4で敗北を喫し、5位という結果となった。
◆4・29~30、5・2~4 関東大学春季1部リーグ戦(ひらつかサン・ライフアリーナ)
▼女子
高橋0―2〇染谷
杉山1―2〇矢島
本田・松本組0―2〇青木・広瀬組
亀井・石井組0―2〇神山・須崎組
田代〇2―0池田
▼男子
藤原〇2―0馬屋原
本田0―2○野田
宮下・柳川組〇2―0杉本・吉田組
菊川・吉岡組〇2―1山下・浦組
宮下○2―0齊藤
高橋千夏(商4=甲斐清和)は序盤から相手のスマッシュに対応することができず、第1ゲームを7ー21で落とす。「スピードもパワーもあって、引いてしまい押されてしまった」(高橋)。第2ゲームでは相手に食らいつくプレーを見せるが、徐々に点差を離されてしまう。終盤は追い上げるものの18ー21で第2ゲームも落とし、ストレート負けを喫した。第2シングルスの杉山凛(文2=西武台千葉)も相手の前後に揺さぶるショットに足を運べず、得点を許す展開が続く。しかしチャンスを粘り強く待ち、それを着実にモノにしていき点差を詰める。第2ゲームを取り、勝負は第3ゲームへ。最後は付いていくことができず惜しくも勝利とはならなかったが着実な成長を見せた。第2ダブルスにはルーキーペアの亀井菜杏(農1=聖ウルスラ学院英智)・石井夢楓(政経1=埼玉栄)組が出場。勝利することはできなかったが、今回のリーグ戦に多く出場し、今後に向けて収穫を得られる大会となった。
男子の第1シングルスはルーキー・藤原睦月(商1=埼玉栄)。順調に第1ゲームを先取し第2ゲームでも得意のショットがさえ、21ー17でストレート勝ち。明大に流れを引き寄せる役割を全うした。第1ダブルスには宮下怜(政経2=埼玉栄)・柳川蓮(商2=瓊浦)組が出場し、序盤から連続得点で相手を突き放す。将来の明大を担っていく2人が期待に応える活躍を見せた。第2ダブルスでは菊川旭飛(商4=聖ウルスラ学院英智)・吉岡壮馬(政経4=聖ウルスラ学院英智)組が第1ゲームを落とすも第2ゲーム、第3ゲームでは力のあるスマッシュが次々に決まり逆転勝ち。「1ゲーム目でくじけることなく自分たちの形でプレーできた」(吉岡)。チームとしてもこの日の勝ち越しを決め、1部の座を死守した。
このリーグ戦を通して、男女ともに接戦や苦しい試合が続いたバドミントン部。しかし、今大会から解禁された声出し応援を背に男女とも1部残留を決めた。「チームとしても秋季リーグ戦につなげられる大会になったと思う」(吉岡)。リーグ戦での経験を糧に6月の関東選手権や秋に向け、さらなる研鑽(けんさん)を積んでいく。
[桑原涼也]
試合後のコメント
高橋
――試合を振り返っていかがですか。
「(相手が)勢いもあるし実力もある中で、自分たちの実力を出す前に相手にいいように回されてしまっているなというのがありました」
――リーグ戦を通して良かった点、課題はありますか。
「チーム全員で戦えて、チーム力も結構いいなって思ったのと、気持ちの部分で負けないっていうのがすごく明治はできていたかなと思います。悪かった点はまだ実力が足りないところとかあと一歩のところで点を取り切れないっていう押しが足りなかったかなと思います」
吉岡
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「1ゲーム目は情けない試合をしてしまったんですけど、1ゲーム目は突破口を探すのに集中していました。それを2ゲーム目3ゲーム目に生かして取れたという感じですね」
――これからの意気込みをお願いします。
「最後の年なので悔いが残らないようにしたいです。高校の時はベスト8が自分の中で最高の記録なので塗り替えられるように、ベスト4とか優勝というのを個人戦では目標にして、団体戦では2年前に優勝しているのでまた奪還ということで優勝目指していきたいと思います」
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