女子1勝で専大に黒星喫す 男子筑波大に4勝で勝利/関東大学春季1部リーグ戦

バドミントン 2023.05.04

 大会4日目を迎え、女子は専大、男子は筑波大と対戦した。女子は多くが第1ゲームを制するも白星を挙げられず、1勝4敗と悔しい結果になった。男子は第1シングルスの勝利で弾みをつけ、4勝1敗でチームに勝ち星をもたらした。


◆4・29~30、5・2~4 関東大学春季1部リーグ戦(ひらつかサン・ライフアリーナ) 

▼女子

田代0―2〇坂井

高橋1―2〇杉本

石井・亀井組1―2〇加藤・日笠組

本田・松本組1―2〇坂井・杉本組

杉山〇2―0松岡

 

▼男子

宮下〇2―1松久

藤原〇2―0中村

菊川・吉岡組〇2―0永渕・野口組

宮下・柳川組〇2―1藤澤・安保組

百上1―2〇永渕

 

 粘り強く戦ってきた女子は専大との一戦に臨んだ。第1シングルスの田代葵楓(商2=埼玉栄)は、正面に攻撃を決められ18―21で第1ゲームを落とす。第2ゲーム、マッチポイントを握られ6点の差があったものの、相手のミスを引き出し19―20に。攻めの姿勢を見せたが惜しくも19―21で黒星となった。第2シングルスの高橋千夏(商4=甲斐清和)は「ミスを怖がらずに自分から取りにいくという気持ちの部分で少し引いてしまっていた」と、競った場面から点差が広がり第2、3ゲームで巻き返すことができなかった。ダブルス2組はいずれも第1ゲームを制するも、ゲーム後半で相手のパワーに押され1―2となった。第3シングルスの杉山凛(文2=西武台千葉)は2―0で勝利し、専大戦で唯一の白星を挙げた。

 

 一戦でも多く勝つ気持ちを胸に挑んだ男子。第1シングルスには宮下怜(政経2=埼玉栄)が出場。速いラリーにも落ち着いて対応し21―18で第1ゲームを取る。第2ゲームでは互いに譲らずジュースにもつれ込み、22―24で第3ゲームに。リードを許す場面もあったが、持ち味のスマッシュを生かし21―15で勝利した。雄たけびを上げて喜び、チームメートと明るくグータッチを交わした。その勝利がチームを勢いづけ、第2シングルスの藤原睦月(商1=埼玉栄)は21―12、21―17で相手を破った。第1ダブルスには、高校時代にペアを組んだ経験のある菊川旭飛(商4=聖ウルスラ学院英智)・吉岡壮馬(政経4=聖ウルスラ学院英智)組が出場。「シングルで2本取ってくれていたのが気持ちとしても流れとしても良かった」と、第1ゲームでは一度もリードを譲らず21―17。第2ゲームでもチームが熱く沸くプレーを見せ、21―16で勝利した。続いて、宮下・柳川蓮(商2=瓊浦)組は第1ゲームから接戦を繰り広げ、23―21、17―21で第3ゲームにもつれ込んだ。終盤、ドライブでせめぎ合う緊張感のある中、相手のミスも重なり、最後は宮下の打ち込みが決まり21―17で決着した。第3シングルスの百上拓海(政経4=埼玉栄)は、第1ゲーム序盤で5得点を取られ、スマッシュを打つも相手のレシーブに阻まれてしまう。だが、徐々に得点を重ね10―10で並び、その後はリードし続け21―18で第1ゲームを制した。第2ゲームは19―21で勝ち切れず。第3ゲーム中盤では、相手の攻撃により連続得点を奪われ、差が大きく開いたまま15―21で勝負を終えた。

 

 巻き返される展開に苦戦し、専大に1勝4敗となった女子。シングルから白星をつなげ4勝1敗で筑波大を抑えた男子。「一人一人、気合いと根性で、気持ちで勝ちにいきたい」(高橋)。残すは1戦となったが、一つでも多く勝利し上位の結果を残したい。

 

[守屋沙弥香]

 

試合後のコメント

高橋

――専大戦を振り返っていかがですか。

 「内容的にも負けていない部分も多く、どちらが勝ってもおかしくない状況の中で明治があと1本取れないことが多かったと思います」

 

――最終戦への意気込みをお願いします。

 「1位の筑波大は無敗ですが全然戦えないわけではなく、明治は今、力も勢いも結構あると思うので、しっかり一人一人が気合いと根性で勝ちにいきたいと思います」

 

松本みなみ(文3=柳井商工)

――試合を振り返っていかがですか。

 「1ゲーム目は自分が前衛でどんどん触って前に入って決める形ができたので勝つことができました。2ゲーム目になって簡単なミスや前衛に入っていくスピードが落ちてしまって、そこから相手のスピードに変わって詰められてミスする形で負けてしまいました。ファイナルになった時にお互いが少しずつ実力を出し合って、その中で相手の方がパワーがあったからそこで押し負けてしまったと思います」

 

――相手の印象はいかがでしたか。

 「第1シングルス、第2シングルスで相手が出ていて、あまりダブルスっぽいプレーはしてこないなと思っていましたが、意外とダブルスっぽくトップアンドバックの形をつくり始めたりすることが多く、逆にそうやってくれた方がこちらが速い展開に持っていけるので、最初はやりやすかったです。でも、シングルスプレーヤーってところでタイミングを変えてくるうまさがあって、そういうところでこちらがドタバタしてしまう場面が多かったです」

 

菊川

――試合を振り返っていかがですか。

 「相手に対して強いというイメージはありましたが、やはり入替戦にいかないために勝つしかないと思っていたので強気でいけたところが良かったと思います。前のシングル2本を取ってくれていたのが気持ちとしても流れとしても良くて、そこはすごく大きかったかなと思います。勝つことができてうれしいです」


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