大会事前インタビュー⑤ 五味智信/日本選手権

水泳(競泳)
2023.03.31

 世界の扉をこじ開けろ。4月4日、日本代表の選考を兼ねる日本選手権が開幕する。福岡で22年ぶりに開催される、今年7月の世界選手権(以下、世界水泳)代表入りも懸かる今大会。世界最高峰の大舞台に挑むべく、明大勢も日本屈指のスイマーとしのぎを削る。

 今回は、そんな代表レースに挑む明大勢の大会直前インタビュー第5弾。五味智信(商2=湘南工科大付)の大会に懸ける思いをお届けする。日本選手権開幕まで――あと4日。

(この取材は3月24日に行われたものです)

 

――現在のコンディションはいかがですか。

 「年始に体調を崩したのですが、回復してからは結構いい感じになってきていると思います」

 

――どのような練習をされてきましたか。

 「昨夏のインカレで負けた後に、明大のトレーナーさんとウエートトレーニングを始めようという話になりました。実際始めたのは12月からなのですが、12月からは今まで取り組んでこなかったようなウエートトレーニングにも取り組んで、パワーを付けるような練習をしてきました」

 

――具体的にはどのようなウエートトレーニングをされたのですか。

 「今までウエートトレーニングはほぼ手を付けてこなかったような部類だったので、まずは基礎のトレーニングからやりました」

 

――ウエートトレーニングをやる前やる後で、変化は感じますか。

 「泳いでいる時の姿勢だったり、力の入り方などは変わったなと思います」

 

――緊張はありますか。

 「今までは決勝に残ればいいかなくらいの位置でエントリーしていて、自分の中でもそれが一番の目標って感じだったのですが、やっぱりいざ本気で世界水泳が狙える位置になってくると、少し今までとは違った緊張というか、不安だったりはあります」

 

――現在の心境はいかがですか。

 「エントリーが2番だからと言って追いかける存在は上にいるので、そういうトップの選手たちに自分がどこまで通用するのかなとか、自分の長所を生かせば戦えるのではないかなと思います」

 

――具体的な目標は何でしょうか。

 「リレーで代表に入るのが一番現実的な目標として持っていて、ベストタイムを少し更新すれば、やってやれないことではないと思います。一番の目標は福岡の世界水泳の派遣記録の48秒51です。大学生の基準になってくるので、その48秒51っていうのは頭の中にあります」

 

――意気込みをお願いします。

 「自分の長所を生かすレースができれば、きっといい結果もついてくると思うので、まずは落ち着いて自分のレースをしたいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[末吉祐貴]