杉山がシングルス準優勝 春リーグに向けて弾みつける/関東学生新人選手権

バドミントン 2023.03.02

 1、2年生のみが出場する関東学生新人選手権(以下、新人選手権)。個人戦には明大からも多くの選手が出場し、杉山凛(文1=西武台千葉)が女子シングルスで準優勝、男子シングルスでは本田光(商2=埼玉栄)がベスト4と結果を残した。

 

2・14〜3・1 関東学生新人選手権(市川塩浜体育館他)

女子シングルス

 杉山――2位

 田代――ベスト8

女子ダブルス

 本田胡・松本組――ベスト16

 宮下彩・杉山組――ベスト16

男子シングルス

 本田光――ベスト4

 

 女子ダブルス3回戦には、宮下彩奈(農2=聖ウルスラ学院英智)・杉山凛(文1=西武台千葉)組、本田胡桃 (政経2=埼玉栄)・松本みなみ(文2=柳井商工)組が臨んだ。2組ともファイナルゲームまでもつれ込み健闘を見せるも、1-2で敗北。準々決勝進出とはならなかった。

 女子シングルスは、田代葵楓(商1=埼玉栄)が4回戦でストレート勝ちを収め準々決勝に進出。しかし、第1ゲーム、第2ゲームを通じて接戦の末、惜しくもストレート負けを喫した。

 身長の高さを生かしたスマッシュや、大きい展開でラリーをつなぐプレーが持ち味の杉山。準決勝では高い打点からのスマッシュで得点を奪うシーンが目立ち、ストレート勝ちで決勝進出を果たした。頂点を決める戦いの相手は一度対戦したことがある選手。「前に対戦した時は相手にショットを決められてしまうことが多かった」。リベンジを期す今回は「しっかりと相手のプレーに対応することができた」。第1ゲームから点を取り合う展開でお互いにリードを許さない。しかし最後は相手に連続得点を決められ第1ゲームを落とす。第2ゲームは相手の流れの中で苦戦を強いられた。「リードされてから付いていく力が足りなかった」。徐々に点差を離され、13ー21でゲームセット。優勝まであと一歩届かなかったが「ゲームを組み立てる力がこの大会を通して付いた」。日々の練習によって成長した自分を実感する機会となった。

 

 男子シングルスの準決勝に進出した本田光。序盤から相手のパワフルなスマッシュを随所に決められ、流れをつかむことができなかった。「パワーのある選手が相手だと、持ち味であるラリーが続けられない」。全日本学生選手権の時に感じた課題を再認識。第1ゲームは18ー21まで追い上げるも、第2ゲームでは差を離されてしまいストレート負け。「相手を工夫して封じるプレーができず悔しい」。4月からは上級生としてチームを引っ張る立場になる。「自分はチームに貢献しないといけない立場」。飛躍の春へ、さらに競技力を磨いていく。

 

 これで今年度の大会は終了し、春季リーグ戦の前にはチームで合宿が行われる。「自分の体力面と精神面を鍛えていきたい」(杉山)。まずは直近の春季リーグ戦優勝を目標に日々の練習に励んでいく。

 

[桑原涼也]

 

試合後のコメント

本田光

――春季リーグ戦に向けての意気込みをお願いします。

 「昨年度の4年生が主力だった部分もあるので、その4年生が抜けて新しいチームになりました。まずはリーグ優勝を目指して、その中で個人の課題があると思うのでクリアしていきたいです。自分はシングルスメインで、リーグで出させてもらう機会があればチームに貢献しないといけない立場なので、しっかり練習していきたいです」

 

杉山

――今大会を振り返っていかがですか。

 「決勝の相手は前にもやったことがあって、全体的には自分の力が出し切れたと思います。トーナメントを勝ち進むほど相手が一本上を取ってきたり、自分のミスが目立つことがありました」

 

――今後への意気込みをお願いします。

 「春季リーグ戦では今回出ていない3年生の先輩や、もっと自分より格上の選手もいます。春からは2年生になりますが、挑戦者として臨んでいければと思います」


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