石田組 大切な仲間とともに楽しく笑顔で終えた卒部試合/卒部試合

ラグビー 2023.02.06

 4年生の卒部を祝うかのような暖かい天気にも恵まれ、終始笑顔が絶えない和やかな卒部試合が行われた。部の関係者や保護者が訪れ、4年生の卒部を見送る。各学年と試合を行い、FWとBKが入れ替わったポジションで行うなど新鮮な光景が広がった。


今年1年間チームを支えてきた4年生


 1年生戦では、先制トライを葛西拓斗(商4=流経大柏)が挙げ、角度が難しい中コンバージョンキックも見事に決め、歓声が湧く。その後、佐賀優真学生トレーナー(文4=国学院)がディフェンスを次々とかわし、2トライを挙げ、楽しく試合が終わる。


トライを決める佐賀学生トレーナー


 2年生戦は、「強度が上がった」(大賀宗志・営4=報徳学園)というように、試合序盤2年生のアタックが光る。試合終了間際、齊藤誉哉(文4=桐生一)が2年生たちにゴールラインまで担がれ、異様なトライを挙げた。2年生戦でも無失点に抑え、連勝する。


2年生に担がれトライを決めた齊藤


 続く3年生戦序盤は両者譲らない戦いが繰り広げられ、得点を許してしまう。それでも試合終了間際、4年生全員が最後の力を振り絞り、モールでゴールラインまで押し込み、石田吉平(文4=常翔学園)がグラウンディング。その後、4年生全員が石田を囲み、石田はコンバージョンキックを決め、4年間の集大成を飾った。試合を通して、15人ラインアウトやイモムシのように連なるラックなど、選手はもちろん観ている側も楽しませる素敵な試合となった。


4年生に見守られながら最後のコンバージョンゴールを決める石田主将

 

 「いい仲間にも巡り会えて、いい4年間を過ごせた」(石田)。試合終了後、4年生たちは八幡山グラウンドに集まった保護者に向け感謝の気持ちを伝えた。今シーズンは、チームスローガン〝AHead〟とともに前に進み続けた明大ラグビー部。来年度は創部100周年を迎える。石田組の想いも背負い、新チームが始動する。

 

[井垣友希]

 

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