関大と再び相まみえる 2ゴールで勝利/全日本大学新人戦
全日本大学新人戦(以下、新人戦)の予選を1位で通過した明大。予選リーグでも戦った関大が準決勝の対戦相手だった。前半はCK(コーナーキック)から鷲見が先制。リードして迎えた後半では松尾が得点を決めて2―0で関大を下した。
「関東で代表権を持って 全国大会に出ることに責任を持たないといけない」。(栗田大輔監督)。前回の試合を2―3で高松大に敗れてから中1日で迎える今試合。指揮官は三品を左SBで起用。展開は終始明大がペースをつかんだ。序盤から藤森のロングスローや上林のロングキックを多用して積極的にゴールを脅かす。再三の攻撃が実を結び、41分に三品のCKから鷲見が合わせて先制点を挙げ、1-0で前半を折り返した。
(写真:2得点目を挙げた松尾)
後半も主導権を握ったのは明大。右サイドハーフの藤森を中心にサイドを制圧し攻勢を強める。すると58分、カウンターから藤森が起点を作ると、右サイドで受けた島野のクロスにニアサイドで松尾が合わせ追加点。「その1本に懸けて集中力を高くうまくボールに合わせられた」(松尾)。その後も主導権を握り続け、2―0でホイッスル。グループリーグ最終戦からの修正を見せ、決勝進出を果たした。
(写真:スタメン出場を果たした島野)
決勝の相手は関東第2代表の筑波大。関東大学リーグ新人戦決勝で戦った相手だ。「3度目の対決で決勝戦なので明日はいいゲームをしたい」(栗田監督)。今年度で6回目を数える新人戦で明大は優勝に届いていない。初の戴冠を目指して紫紺のイレブンは全国制覇を目指す。
[石田聖]
試合後のコメント
栗田監督
――今日はどのような気持ちで試合に望みましたか。
「明大は関大と定期戦をやっていて11月にも明関戦をやったばかりで、この1カ月でトップチームも合わせて3度目の対戦なので非常に楽しみでした」
――ハーフタイムには選手にどのような声掛けをしましたか。
「徹底的にドリブルをしてセカンドボールに対して切り替わった瞬間に相手との距離を近くして少しでも攻撃を遅らせようとしました」
――次戦の意気込みを教えてください。
「予選と同じく関東で1勝1敗なので、 3度目の対決で、決勝戦なので疲労はみんな同じなので回復と準備をして、明日いいゲームをやりたいです」
松尾
――今日のポジションはどこですか。
「フォワードのもう1個下の位置のトップ下の位置で出ました」
――自身の得点を振り返ってください。
「まず、カウンターになった時に、藤森と島野が2人で作ってくれて、島野が顔上げた瞬間にニアに飛び込む準備をしていて、そこにいいボールが来たので足を出したらうまく当たってくれました」
――次戦の意気込みを教えて下さい。
「筑波大とは3戦目で、新人戦でも 1回目は負けていて、2回目は自分たち勝っていて1勝1敗なので、3回目は自分たち勝ち、しっかり優勝を決めて、全国のチャンピオンになりたいです」
上林
――強風の試合はどのように戦いますか。
「風上の時はボールを持って背後を狙いつつ勢いのある攻撃をして、風下の時はボールを下で、ゴロでつないでいます」
――ゲームキャプテンとして意識していたことはありますか。
「1、2年の主体性を栗田さんから言われていた中でキャプテンとしてチームをまとめつつ、明治としての人間性が1、2年生は足りてないので嫌われ役になりながら厳しくチームをまとめています」
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