インカレ初戦 課題を残しつつも白星発進/全日本大学選手権

バスケットボール(男子) 2022.12.04

 ついに全日本大学選手権(以下:インカレ)が開幕した。初戦の相手は環太平洋大。第1Qは主導権を握るも続く第2Qは相手に大量得点を許してしまう。一時は5点差まで詰められるも後半で挽回して持ちこたえ、何とか白星を飾った。

 

◆12・3~11 第74回全日本大学選手権(国立代々木競技場第二体育館他)

▼12・4 対環太平洋大戦(国立代々木競技場第二体育館)

◯明大82{26―9、16―25、19―9、21―24}64環太平洋大

 

 スターターはPG平松克樹(情コミ2=福岡大大濠)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。

 

 「『とにかくこの1年間積み上げてきたことをコートの中で表現しよう』と話していた」(SG井上耀主将・政経4=明成)と臨んだインカレ初戦。第1Qはターンオーバーからのカウンターや、高さを生かしたプレーで順調に得点を重ねていく。ディフェンスでも伊藤治のシュートブロックなどで得点を与えず、終始明大ペースで試合が進んでいった。

 

 しかし第2Qは「予選はプレータイムをシェアしていこうと話していて、ベンチから出てきたメンバーが試合にアジャストできていなかった」(井上)と、相手に気持ちよくシュートを打たせてしまう場面が多く見られた。「相手は負けてなんぼという感じで来ていて、自分たちがそれに受け身になってしまった」(PF結城智史・営3=土浦日大)と、一時は5点差まで詰められてしまう。後半で持ち直し、最終的には18点差を付けて勝利するも「フィジカルを入れられるなど、相手に押し込まれてしまった点は反省点」(井上)と課題を口にした。

 

 一方で、プレータイムをシェアするにあたっては良い傾向も見られた。今試合ではリーグ戦後半から平松が担ってきた1番ポジションにPG山内龍也(営3=土浦日大)が復帰。平松の負担を減らしながら戦うことができた。「山内はディフェンスを頑張ってくれて、コート内でも話してくれる。そういう存在はチームにとって大きい」(井上)。また、後半を持ちこたえた要因に結城の存在がある。「治輝を休ませるために自分が出て、身長が高くなくても自分のやることができた」(結城)。実際、第4Qでは猛追される明大をゴール下から支え、オフェンスでも絶対に負けずに相手のファールを勝ち取っていた。プレータイムのシェアが選手の疲労軽減につながった結果もあるため、効果的な選手の起用が肝となってくる。

 

 課題を残しつつも総力戦で勝った明大。次戦の東北学院大戦は「この一戦で緊張をほぐすことができた。次戦はスタメンの5人が始めからトップギアで攻めていくと思う」(結城)。次戦勝てば予選を突破することができる。目標であるベスト4を勝ち取るためには、ここでつまずいてはいられない。

 

[菊地秋斗]

 

試合後のコメント

井上

――今試合では井上選手も出場していました。

 「そうですね。自分も15人のメンバーの中の1人として、またプレータイムをシェアする内の1人としてプレーしました。その上でキャプテンとして全体に声を掛けたり、1番前で足を動かしながらディフェンスしたりして、貢献できました」

 

――今試合で見えた課題を教えてください。

 「初戦ということで難しいゲームだったと思うのですが、相手は関東を倒そうと向かってくるので、そこで受けずに自分たちのバスケットを貫きたいと思います」

 

結城

――インカレが開幕しました。大会全体通してどのように向き合っていきますか。

 「リーグ戦が終わってからそこまで日が空かない中で、やるべきことにのみ絞って練習してきました。それを出し切ってもベスト4に行けるとは限らないですが、まずは出し切ろうと思っています」

 

――やるべきこととは、具体的に教えてください。

 「どのチームにも強力な留学生がいるのがインカレです。留学生がいないタイミングのオフェンスや、留学生がいる時のディフェンスの形をしっかり研究して練習してきたので、それがやるべきことです」


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