(1)井上耀/インカレ開幕直前特集
いよいよ全日本大学選手権(以下、インカレ)が直前に迫る。全26試合に及ぶ秋季リーグ戦を11位で終え、入替戦に突入。1部のプライドを見せ2部降格を回避し、インカレの出場権を獲得した。今回はチームを引っ張ってきた4年生へのインタビューをお送りする。
※第1弾はS G井上耀(政経4=明成)主将です。
(このインタビューは11月26日に行われたものです。)
――リーグ戦を振り返っていかがですか。
「8月末から始まり、最初、白鴎大や専大と試合をした時は、全然ゲームにならないような試合になっていて、これから先長いリーグ戦を戦っていけるのか正直不安でした。ですが『リーグ戦を通して成長していこう』とチームで言い続けてきた中で、最後の方の試合では接戦をモノにできるようになり、25試合で成長できたかなと思います」
――一番印象に残っている試合はございますか。
「一番、自分たちでも驚いたのは神大戦だったのですが、印象に残っているのは専修です。あそこを勝ったことによってリーグ戦の流れが変わったと思いますし、9連敗している中でそれを止める1勝だったので大きかったなと思います」
――リーグ戦を通してチームが成長したことはございますか。
「まず、接戦をモノにできるようになったということが大きいです。また、まだ十分とは言えないのですが、ベンチメンバーも試合に絡めるようになりましたし、ベンチメンバーの活躍も大きかったなと思います」
――下級生がたくさん試合に出場しています。
「頼りになる後輩ですし、今の明治は力のある選手がどんどん入ってきています。そうやって後輩が思い切ってプレーできるようにするのが4年生の役割かなと思うので、4年は4年でしっかりやりつつ、後輩には思いっきりプレーしてほしいなと思います」
――主将としてここまで振り返ってみていかがですか。
「自分はそんなに試合に出場できていない状況の中だったので、プレーで引っ張るということはできなかったのですが、練習中や試合中のベンチでとにかくチームの雰囲気を良くすることを心掛けてやってきました。それができたときは試合に勝つことができたと思うので、キャプテンとしての仕事は果たせているのかなと思っています」
――主将として特に意識していたことはございますか。
「後輩一人一人のメンタルの部分を気にするようにしていました。やはり9連敗など長く勝てないでいると気分が落ち込みやすくなってしまっていたので、そういう時に明るい声掛けをしたり、前向きな声を掛けたりしていました」
――主将として大変だったことはございますか。
「大変だったことしかないです(笑)。正直、今シーズンはずっと大変だったなと思っています。試合に多く出ている立場ではないので、そういう中でチームをどう引っ張っていくのかということはとても苦労はしたかなと思います。同期や後輩の存在があったので、ここまでやれていると思っています」
――改めて4年間を振り返っていかがですか。
「2、3年生でコロナ禍になり、なかなかうまくいっていることがない中で、去年の4年生が1部にあげてくれました。正直、今年はしんどくて大変なことしかなかったかなという感じなのですが、しっかり入替戦にも勝てて、インカレにもつながっているのでとても充実した4年間だったなと感じています」
――4年間の中で、特に大変だったことはございますか。
「やはり、自分たちの代から1部ということで不安との戦いや、上がってすぐ落とせないというプレッシャーの中、戦った1年間だったのでそこが大変でした」
――インカレは4年生にとって最後の大会となります。
「チームとしてはベスト4という目標を立てているので、それを達成するために死に物狂いでやっていきたいです。去年の4年生から1部昇格や本当にいろいろなものを残してもらったので、今度は自分たちが後輩に何かを伝えていければなと思っています」
――インカレに向けて意気込みをお願いします。
「1年間の集大成で四年生にとっては4年間の集大成なので、今まで積み上げてきたものをインカレの舞台で思いっきり出せるように、しっかり準備していきたいと思います」
――ありがとうございました。
[宮本果林]
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