東大に快勝 秋季リーグを3位で終える/秋季リーグ戦

アメリカンフットボール
2022.11.24

 4年生の引退試合となる秋季リーグ最終戦の相手は国立大学の雄・東大ウォリアーズ。試合開始早々に先制TD(タッチダウン)を奪われるも、QB#1吉田拓郎(法4=日大鶴ケ丘)のTDなどで逆転に成功した。その後も終始グリフィンズペースで試合を進め最終スコア31―7で快勝し、秋季リーグを3位で終えた。

 

◆9・3~12・17 秋季リーグ戦(アミノバイタルフィールド他)

▼11・23 対東大戦 (横浜スタジアム)

〇明大31{7―7、0―0、10―0、14―0}7東大

 

 本降りの雨の中で行われた秋季リーグ最終戦。先制点を奪ったのは東大だった。第1Q4分、一瞬のスキを突かれ47ydのロングランを許し先制TDを奪われる。その直後のグリフィンズの攻撃。エースRB#6森川竜偉(政経4=佼成学園)、#39廣長晃太郎(商2=箕面自由学園)のランを中心に敵陣へ攻め込むと、第1Q8分には「自分から注意がそれていると思った」(吉田)と、吉田はスクランブルを選択し23ヤードを走り抜けTD。すぐさま同点とした。

 

 第2Qをスコアレスで終え、迎えた第3Q。リードを奪いたいグリフィンズは前半と同様にラン中心の攻めを展開する。粘り強く敵陣へ攻め込むと、4分には吉田が50ydのスクランブルを決めそのままTD。後半開始早々に追加点を獲得した。その後もグリフィンズペースで試合が進む。10分にはK#3丸田陽太郎(国際4=Albany Academy)が36ヤードのFG(フィールドゴール)を決め17-10で第3Qを終えた。第4Qに入ってもグリフィンズの勢いは止まらない。8分には森川が素早い動きで東大ディフェンス陣をかわすと「気持ちで押し込んだ」(森川)。そのまま15ヤードを走り切りTD。試合終了間際の11分には、吉田が6ydを押し込みこの日3本目となるTDを決めた。ディフェンス陣も先制TDこそ許したものの、その後は終始安定した守りを見せ追加点を許さなかった。最終スコアを31―7とし、最終戦を勝利で締めくくった。昨年度から順位を1つ上げ、4勝3敗の3位で秋季リーグの幕を閉じた。

 

 今試合が4年生にとっての引退試合となった。OL#78大枝弘平主将(政経4=関西大倉)は「感謝しかない。付いてきてくれてありがとう」とチームメイトに対し感謝の気持ちを述べた。日本一の夢は後輩たちへ。「自分たちができなかったことをやってほしい。日本一になってくれ」(大枝)。4年生の思いを背負い、新チームは悲願の甲子園ボウルへ向け再び歩を進める。

 

[菅波陸哉]

 

試合後のコメント

大枝主将

――今シーズンを振り返っていかがですか。

 「たくさん悩みました。それでもシーズンに入るにつれ4年生を中心にチームをまとめていけたのは良かったと思います」

 

――4年間の大学アメフトで得たものは何ですか。

 「1番は仲間です。つらい時もどんな時もずっと一緒にいたので、仲間意識というものは本当に学べたと思います」

 

吉田

――今シーズンを振り返っていかがですか。

 「後悔は数えたらたくさんありますが最終戦を勝って笑顔で終われたので、後悔はありますが、ないです」

 

――後輩たちに伝えたいことはありますか。

 「自分の立ち位置をしっかり見て、常に向上心を持って取り組んでほしいです。勝ちにこだわってやってほしいと思います」

 

森川

――3位という結果をどう思いますか。

 「1位になれなければ2位も3位も変わらないので、悔しい気持ちもあります」

 

――後輩たちに伝えたいことはありますか。

 「4年間を悔いのないようにやってもらいたいです」

 

DB#2野村馨(政経4=佼成学園)

――4年間を振り返っていかがですか。

 「後悔は残りますが、充実した4年間を送れたと思います」

 

――後輩たちに伝えたいことはありますか。

 「一日一日を無駄にすることなく諦めないで最後までやり切れば目標は叶うと信じて、来年度こそは甲子園へ行ってほしいです」