内藤がインカレV! 明大勢4人が入賞の快挙/全日本学生選手権
明大から15人が挑んだ全日本学生選手権(以下、インカレ)。内藤紳之介(法3=アサンプション国際)が悲願の優勝を果たし学生個人チャンピオンの座に輝いた。さらに長井幹太(政経4=成城)、田中翔主将(政経4=駒場)、小林将(文4=成蹊)の3人も入賞するなど明大勢が躍進を遂げた。
◆11・18~20 全日本学生選手権(沖縄県国郡字奥間海岸沖)
▼メンズクラス
内藤――1位
長井――4位
田中――9位
小林――10位
川村――18位
大島――23位
長田――32位
高橋――45位
蓮田――50位
森――55位
伊藤――60位
遠藤――103位
▼レディースクラス
岡――10位
堀越――22位
戸田――42位
今大会前にはテクノ293世界選手権に日本代表として参加した内藤。3位入賞を果たしたものの、苦手とする微風域でのレースに苦しみ、思い通りの結果を出すことはできなかった。そして今大会も微風域でのレースが続く展開に。1レース目では11位と出遅れてしまうが「消極的にならずに責める姿勢で挑めた」とその後は立て直し2、3レース目を1位で通過。スタートでも攻めの姿勢を貫き自信をつけるレースとなった。
暫定順位1位で迎えた最終日は「体力的にも精神的にもつらかった」。そう語りながらも優勝をしたい気持ちが自分を後押しし「持っている力以上のものを出し切れた」と粘りの走りを見せ見事1位。「今までさんざん悔しい思いをしてきたから反省をここでぶつけた」。これまで経験してきた反省を生かしたレースを展開。悔しさをバネにつかんだ優勝だった。
今大会では内藤のほかに3人の4年生が入賞を果たした。「自分たちの代で結果が出ていなかった」(小林)。インカレの前に行われた関東支部予選では1人も入賞者を出せず悔しい結果となった明大。しかし今大会では4年生が最上級生としての意地を見せる走りを披露。「1番大きな大会で結果を残すことができて誇りに思う」(小林)。4年生の活躍が明大に勢いをもたらした。
そして次なる舞台は2月に開催される全日本学生選手権大学対抗戦(以下、団体戦)。明大はここまで4連覇を果たしており5連覇に期待がかかる。「個人戦は通過点。優勝を確実に取りたい」(長井)。今大会で優勝した内藤をはじめとする厚い選手層を武器に〝圧倒的″な強さで王座を目指す。団体戦まで約3カ月。明大の勢いの波はどこまで高まるか。
[佐藤あい]
試合後のコメント
内藤
――今大会はどのような目標を持って臨みましたか。
「去年、一昨年と優勝者が明治から出ているから絶対に明治の連覇をしたいと思い、絶対に優勝するという気持ちで挑みました」
――今大会を振り返って良かったところは何ですか。
「自分の苦手とする風域で、これまで経験してきた反省点を生かして1位を取ることができて気持ちに余裕ができたところだと思います」
田中
――明大全体の結果はどのようにとらえていますか。
「最近では4人が入賞に入れたのはなかったと思うので、そこは正直に喜びたいです。表彰台を狙っていて、内藤は後輩でエースとして活躍してくれているので優勝してうれしいですが、その次に入りたかったというのが正直な気持ちです」
長井
――自分のプレー、結果を振り返っていかがでしたか。
「うれしい反面、運が良かったところもあったので、この結果に満足せずに団体戦に向けて頑張っていきたいです」
小林
――団体戦への意気込みをお願いします。
「個人戦では明大としてはかなり良い成績を残せたと思うので、この勢いのまま慢心せずに、かなり厳しい道のりになると思いますが頑張っていきたいです」
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全日本学生選手権大学対抗戦 試合後コメント
ボードセーリング 2024.02.28内藤紳之介主将(法4=アサンプション国際)――6連覇を達成した今の心境はいかがですか。 「まずは、6連覇をしてホッとしている気持ちと、様々なOB、OGの方とか、他の大学の方からもすごく応援していただいて、その方々への感謝の気持ちでいっぱいです」 ――明治が優勝できた要因を教えてください。 「やっぱりチーム力ですね。明治は応援に来てくれたOBの数が多くて。先輩方は関西圏じゃないにもかかわらず、自分が1年生の時の2〜4年生が駆け付けてくれて、すごい応援の力がありました。それに加えて今のチームは本当に家族のような、家族以上のチーム力があってそれが最終的にこういった団体戦の場でしっかりと底力を発揮して、最終的に優勝できたのだと思います」 ――同期はどのような存在ですか。 「もうベストフレンドです。大島(春哉・商4=佐倉)は一番近くのライバルだっていうのがあると思うんですけど、意外と自分たちはライバルというよりも兄弟みたいで、いろいろな良いことも悪いことも全部共有し合える仲だったと思います。本当にこの4年間ですごくいい感じで続けられたのは同期のおかげです」 ――後輩に伝えたいことはありますか。 「今回6連覇を果たしたことで、この連覇という言葉にとらわれて優勝しなきゃいけないという風に思ってしまうかもしれないですけど、普段のみんなの力を出せば必ず結果は後からついてくると思うので、とりあえずは自分の課題などにしっかり向き合って、しっかりチーム力を高めていって、来年もう一回優勝にチャレンジしてほしいなと思います」 大島――6連覇おめでとうございます。率直な今の気持ちを教えてください。 「4年間、もう入部した時から同期の内藤と一緒に団体優勝するというのが目標だったので、それを今達成できてすごいホッとしていますし、4年間続けてきて、内藤についてきて良かったなと思っています」 ――4年間この競技をしてきて、学んだことを教えてください。 「4年間、僕は初心者からこの競技を始めて、個人優勝、団体優勝できたのはとにかく上の人、例えば先輩とかに、がむしゃらについてったり聞いたりしてきたからかなと思います。自分の変なプライドみたいなものを捨てて、分からないことがあったらすぐ聞くという、その習慣を続けてきたので、これからも社会人になってもそういう習慣をつけていきたいなと思います」 ――今後、この経験どのように生かしていきたいですか。 「こんなにいろいろな思いをして、辛い時もあったり、苦しいこともあったりした4年間は多分これ以上ないと思うので、これから先何か辛いことがあったとしても、乗り越えられると思ってますし、やはり次はこの和歌山での経験を7連覇、8連覇につなげられるように、部からは離れますが、まだたくさん関わって、共有したいなと思っています」 森健太郎(文3=元石川)――6連覇を達成した今の気持ちを教えてください。 「1年生、2年生の時に見ていた景色というか、自分が応援していた時に見ていた、先輩たちの景色を実際目の当たりにして、本当にすごい景色だなって感じたのが率直な感想です。4年生を最高の形で送り出せて、優勝に自分たちが少しでも力になれて6連覇を達成できて、本当にうれしく思います」 ――現地に来てからの緊張はありましたか。 「自分は緊張感はありましたけど、ガチガチになるとかなく、めちゃめちゃ楽しんで。一レース一レースこんなに歓声を浴びて、個人戦の時に味わえない、みんな仲間が自分が走ったら喜んでくれるっていうのが、すごいうれしかったです。だから緊張はなかったです」 ――来年は主将としてどのようにチームを引っ張っていきたいですか。 「最近何のために部活をやっているんだろうとかいろいろ考えていたんですけど、(内藤)紳之介さんがずっとおっしゃっていた応援されるチームになるっていう目標が、自分たちも勇気を与えてもらえるし、OB、OGとか関係者にも俺もやってやるぞっていう気持ちにさせられるんだなって思ったので、同期全員で応援されるチームになることを目標にチームをつくっていきたいと思います」 蓮田拓己(営3=明大中野)――6連覇をした今の気持ちを教えてください。 「素直にうれしいのと、改めて4年生のすごさっていうのを感じたレース展開が多かったです。自分は1レース目に出たんですけど、うまく走ることができなくて、思い悩むこともあったんですけど、4年生の方々に支えられて自分も少しは貢献できたなと思ったので、この気持ちを忘れずに、また来年も7連覇に向けて頑張っていきたいです」 ――4年生とは最後の大会でした。 「1年生で入部した時に、お二人は2年生だったんですけど、ウインドサーフィンの全てをあの2人から教わったといっても過言ではないので、自分の成長した姿を少しでも見せることができて、こういう最高の形で4年生を送り出せたことが自分にとってはすごいうれしいです」 ――チームメートなどの応援についてはどのように受け止めていましたか。 「今回の団体戦を通して改めて多くの人に支えられて今があるなと思っていて、団体戦っていうのは、個人だけじゃなくて、応援の力が本当にすごいと思いました。この団体戦で優勝するっていうことは、本当に大きな恩返しだと思っていて、それを成し遂げられるように、しっかりこれからも練習していこうと思います」 神田俊斗(法1=光)――先輩方のレースを見てどのように思いましたか。 「まだまだ先輩との技術の差を感じて、経験の差もなんですけど、技術の差は本当に先輩の偉大さを体感しました」 ――2週間近く和歌山で過ごされたと思いますがいかがでしたか。 「自分は先輩と、4年生と過ごせる最後の大会だと思いながらこの2週間過ごしていて、この2週間でもちろん技術も向上したと思いますし、とてもいい経験になりました」 ――来年度へ向けての意気込みをお願いします。 「来年の目標はやはり7連覇なので、その7連覇に向けて、今からでも練習したいです」 ――ありがとうございました。[佐藤あい、倉田泰、髙橋未羽]READ MORE -
悲願の6連覇達成! チーム力光った一戦に/全日本学生選手権大学対抗戦
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大会直前インタビュー/全日本学生選手権大学対抗戦
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