女子エペ団体 最後は勝ち切り3位でインカレ終える/全日本学生選手権

フェンシング
2022.11.19

 全日本学生選手権(以下、インカレ)4日目。明大は女子エペ団体戦に出場した。初戦を勝ち上がると待ち構えていたのは専大。序盤から流れを渡してしまい痛い敗戦となった。3位決定戦の相手は中京大。昨年度準々決勝で敗北を喫した相手に対してリベンジを果たし、見事3位入賞を決めた。

 

11・15~20 全日本学生選手権

女子エペ団体

 明大――3位

 

 初戦は慶大との一戦。順調に得点を積み上げるも終盤に点差を縮められ、1点差で稲山友梨(営2=星槎国際)にバトンが渡されると、怒涛の14得点で準々決勝へと駒を進めた。続く準々決勝の相手は優勝候補・専大。序盤からペースを握られる展開となった。「相手の1番手(エース)に突っ込みすぎてしまった」(盧・政経1=王子総合)。3セット目終了時点で9点差。そこからじわじわと点差を広げられ、相手の流れを断ち切ることができない。最後の砦のエース・稲山も「苦手意識のある選手が専大にいて、身長も高くてフレンチ(持ち手の長い剣)なのでやりづらさがあった」と苦戦を強いられる。最後まで自分たちの流れに持ち込むことはできず、決勝の舞台に進むことはできなかった。

 

 女子エペにとってインカレ最後の試合となる3位決定戦。それまでリザーブだった中村優里(営4=成立学園)も出場した。普段あまり対戦することのない関西勢の中京大との一戦は、序盤から拮抗した展開が続く。3セット目に出場した中村は、開始直後相手に流れを握られた。それでもフレッシュを決めると、その後も小佐井彩花(総合4=宇土)の声掛けと呼応するかのように積極的な姿勢で得点を重ねる。しかし、またも点差を広げられ2巡目終了時点で3点リードを許す展開に。「琴美先輩(佐藤琴美・政経3=一関第二)が1点差にしてくれて、スンちゃん(盧)も点差をキープしてくれたのであとはやるだけだった」(稲山)。最後は大エース稲山が決め切り、45―43で3位入賞を決めた。

 

 次なる舞台は12月に行われる全日本選手権。準々決勝で敗れた専大にリベンジを果たすチャンスでもある。今回見つけた課題は「専大のフレンチに対しての対策」(稲山)。残り1カ月でしっかりと修正し、優秀の美を飾りたい。

 

[萩原亜依]

 

試合後のコメント

稲山

――今回見つかった課題はありますか。

 「専修のフレンチに対しての対策を練らないといけないと思います。1カ月の間で対策して、話し合っていきたいと思います。また、今回で改めて自分たちの弱い部分が見られたので、意見交換をして全日本選手権に向けて高め合いたいと思います」

 

――全日本選手権に向けて意気込みをお願いします。

 「今回は団体戦よりも個人戦の方が動きが良かったのですが、全日本選手権では私の番になったらみんなが安心できるようないい動きをしたいと思います」