最終盤の猛攻実らず、早大に惜敗/秋季リーグ戦

アメリカンフットボール 2022.11.14

 2次リーグ2戦目の相手は早大。明大はキックオフ直後にTD(タッチダウン)を奪われるも、WR#10羽深素(商4=攻玉社)のTDなどで同点に。しかし第3Qで2度のTDにより追加点を入れられる。第4Qでは明大が試合の主導権を握ったものの、タイムアップ直前にインターセプトを許してしまい17―24で敗北。昨年度のリベンジを果たすことはできなかった。

 

◆9・3~12・17 秋季リーグ戦(アミノバイタルフィールド他)

▼11・13 対早大戦(横浜スタジアム)

 明大17{3―7、7―3、0―14、7―0}24早大〇

 

 宿敵・早大に一歩及ばなかった。Aブロックを全勝し、首位通過してきた早大。この試合も勢いそのまま、試合開始15秒でキックオフリターンTDによる先制点を獲得。明大は開始早々、相手にリードされる苦しい展開に。しかし、DB#2野村馨(政経4=佼成学園)が自陣エンドゾーン内でインターセプトを決めるなど、ディフェンス陣も対抗する。その踏ん張りに応えるため、オフェンスもランとパスを組み合わせゲインを重ねる。そして第1Q残り1分。K#87近藤倫(農2=桐光学園)が30ydのFGを決め、3点を返したグリフィンズ。第2Qには早大がFGで追加点を入れ、一時3―10と点差を広げられてしまう。それでもここでは終われないと反撃を見せる。QB#1吉田拓郎(法4=日大鶴ケ丘)が鋭いパスをつなぎ、エンドゾーンへ距離を詰めていく。すると前半残り15秒、羽深へ20yd弱のロングパスが通り、TD成功。「デコウト(WR#8大貴・法4=Nelson College)のためにも取れて良かった」(羽深)。ケガで出られなかった同級生の代わりに本来とは異なるポジションで出場。最上級生がチームに貢献し、10―10と同点に追いついた。

 

 迎えた後半戦。序盤に2度のTDを許し、14点を奪われる。10―24と大きく点差が開いた中で、第4Qへ。しかしここからグリフィンズが意地を見せる。野村が今試合2度目となるインターセプトを決めると、流れは明大に。吉田から羽深へ27ydのパスが成功し、勢いそのままにゴール前4yd地点まで攻め込んだ。そして第4Q2分、RB#39廣長晃太郎(商2=箕面自由学園)がランでTDを奪う。「前半は早大のトップDBに手こずったが、後半から徐々に慣れてランプレーにつながった」(廣長)。7点を返し、このまま同点へ追いつこうと果敢に攻める。フォースダウンでのギャンブルが成功するなど明大の猛攻は続く。早大のトリックプレーにも柔軟に対応し、流れは完全にグリフィンズのものに。試合終了が迫る中、観客の大きな声援を受けながらゴールライン前まで持ち込んだ。試合時間残り4秒。明大のTDが決まったパスが放たれたように思われた。しかし、吉田の放ったボールをキャッチしたのは早大だった。同点へ追いつくTDまであと一歩というところで、痛恨のインターセプト。「去年も全く同じ状況で、ゴール手前まで攻め込んだ時に、去年の光景が頭をよぎっていた。時間がなくなってきて、早く取らなきゃという焦りで投げてしまった」(吉田)。昨年度もタイムアップ直前にインターセプトに阻まれ敗北した早大戦。1年越しのリベンジを果たすことはできず、17―24で敗れた。

 

 次戦はいよいよリーグ最終戦。「最後、東大相手に1年間自分たちがやってきたことをプレーで体現したい」(野村)。今試合の悔しい思いを胸に、4年生最後の試合で勝利を目指す。

 

[坂内咲月]

 

試合後のコメント

吉田

――試合を振り返っていかがですか。

 「早大、法大はずっと意識しながら1年間やってきたので、以前法大に負けた時に早大戦は自分たちが日本一を取れない状況の中でも、懸けようとやってきたので去年と同じ結果に終わってしまい、この1年間の成長が早大を越えられなかったのかと感じています」

 

――オフェンスを振り返っていかがですか。

 「ドライブすることはできていて、ランもパスも決まっていたのですが、勝負どころやディフェンスがボールを持って来てくれたときのプレーが足りなかったと思います。自分たちでチャンスをつかめるポイントでつかみ切ることができませんでした」

 

野村

――今試合のゲームプランを教えてください。

 「早大ディフェンスも強いと聞いていたので、ディフェンスがちゃんと止めて、オフェンスが時間を使いながらなるべくロースコアにできたらと考えていました」

 

――インターセプトの感想を教えてください。

 「秋シーズンはなかなかふがいない結果で、足を引っ張った部分があったので、個人的にインターセプトを狙っていたところもあったので良かったです」

 

羽深

――WRとしていかがでしたか。

 「今回はケガ人が多く、自分もやったことのないポジションでみんなが挑戦しないといけない中で、交代して全員で戦うことができました」

 

廣長

――早大ディフェンスの強みは何でしょうか。

 「明大はラン主体の中でも、ふとしたときのパスでもうまくついていたり、プレー判断が早い点だと思います」

 

――最後攻め切ることができなかった点についていかがですか。

 「練習の段階でそこまで詰め切るかという点も、秋季リーグの終盤で早大は僕たち以上に練習の意識の差があったと思うので、その部分で僕たち自身は甘いところがあったと思います」


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