格上相手に善戦も 立大に惜敗/東京六大学女子対抗戦

バスケットボール(女子)
2022.11.13

 今試合の相手は2部Aブロックに所属する立大。2部Aブロックへの昇格を目指す明大にとって一つの指標となる相手だ。前半から明大が追う展開となり第4Qにはリードを奪う。しかし、白星を飾ることはできず昇格の厳しさを再認識することとなった。

 

◆11・12~20 第40回東京六大学女子対抗戦(立教大学新座キャンパス)

▼11・12 対立大戦(立大新座キャンパス)

明大62{13―15、16―18、17―18、16―15}66立大◯

 

 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。

 

 実力の差を見せ付けられた。相手の先制点から幕を開けると山本のミドルシュートですぐに追いつく。その後も一進一退の攻防が続き、第1Qを13―15で終える。第2Qに入り相手のハイレベルな個人技に苦戦する。しかし、明大は足を使ったディフェンスで失点を最小限に抑え前半を4点ビハインドで折り返した。後半に入ると試合は相手の確率の高いシュートで徐々に点差を広げられる。それでもコート内での声掛けを活発に行い連係のとれたプレーやディフェンスを見せ相手に流れを渡さなかった。第4Q残り約7分半、山本のロング3Pシュートで逆転。このまま流れに乗り点差を広げたいところだったが最後は連係ミスから得点につなげることができず4点差で敗北。格上相手に勝利とはならなかった。それでも神山は「格上の相手でも自分たちのやっているディフェンスが通じると分かった」とリーグ戦を通して鍛え上げたディフェンスに自信をのぞかせた。

 

 4年生が引退となる今大会。これまでチームの中心としてプレー面だけでなく精神面でも支えてきた4年生の佐藤主将は「みんなと離れるのが寂しい。あと1週間でバスケ人生が終わるのでしっかりと終わりたいという気持ち強い」と語った。また、後輩たちについて「チームのために何ができるかを考えて行動してくれている。後輩たちとできて試合中に泣きそうになるくらい楽しい」。次戦はさらに格上の1部リーグに所属する早大。しかし今年度一度新人戦で勝利した相手でもある。4年生の引退に花を添えるためチーム一丸となって勝利をつかみにいく。

 

[島田五貴]

 

試合後のコメント

神山

――格上の相手でしたがどんなことを意識して試合に臨みましたか。

 「ディフェンスリバウンドを1回で取るということを意識をしました。しかし、実際は相手に取られてしまって得点につなげられてしまったのでそこが敗因だと思います」

 

――今大会で4年生が引退ですがどのような思いがありますか。

 「4年生が楽しく笑顔で終われるようにチーム一丸となって頑張りたいです」

 

佐藤

――今日の試合を振り返ってみていかがですか。

 「あまりディフェンスが通用すると思っていなかったので今回通用すると分かって驚きとやってきたことがみんなの中で浸透してきたのかなと思います」

 

――これからの意気込みをお願いします。

 「勝つというよりもみんなと楽しくプレーをするというのが1番の目標です。終わり良ければ全て良しというわけではありませんが最後だけはしっかりやって終わりたいです」