武井・遠藤組、上杉、宮下が準決勝に勝ち進む/全日本学生選手権

バドミントン 2022.10.19

 団体戦で存在感を見せた明大は、個人戦でも多くの選手がベスト16以上に勝ち残った。中でも男子ダブルスの武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)組、男子シングルスの宮下怜(政経1=埼玉栄)、女子シングルスの上杉杏(商4=埼玉栄)は実力通りの力を見せ、準決勝へ進出。優勝に向け、残り2戦を戦い抜く。

 

10・14~20 第73回全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)

男子シングルス

 宮下――準決勝進出

 武田――ベスト16

 本田――ベスト16

▼女子シングルス

 上杉――準決勝進出

男子ダブルス

 武井・遠藤組――準決勝進出

 農口・岡田組――ベスト8

 山下・荻原組――ベスト16

女子ダブルス

 中村・本田組――ベスト16

 

 男子シングルスの武田航太(政経2=埼玉栄)は4回戦で小川(法大)と対戦。序盤から相手の力強いスマッシュに押され、流れをつかむことができなかった。「ミスばかりになってしまい、ラリーにならなかった」(武田)。ストレート負けを喫し、ベスト16に終わる。同じく男子シングルスの本田光(商2=埼玉栄)もベスト16という結果に。第1ゲームは粘り強さを見せ、相手のショットに食らいついていったが、第2ゲームではミスもあり、なかなか得点を奪うことができなかった。山下啓輔(商2=ふたば未来学園)・荻原聖也(政経1=ふたば未来学園)組は初めての全日本学生選手権(以下、インカレ)ながら4回戦まで勝ち進む。迎えた相手は小川・熊谷組(日大)。第1ゲームは8―21と差をつけられたが、第2ゲームでは相手のプレーに対応。18―21と惜しくも勝ち切ることはできなかったが、今後につながるインカレとなった。

 

 順調に勝ち進んでいった4年生ペアの農口拓弥主将(農4=福井工大福井)・岡田侑生(政経4=高松商)組は準々決勝で小川・熊谷組と対戦。第1ゲームはジュースまでもつれ込み、お互いに一歩も引かない展開が続くが最後は23―25で接戦を落とす。第2ゲームも流れを持ってくることができず、最後のインカレはベスト8で終えた。「(団体戦で)できなかったことを修正して個人戦に生かすことができた」(岡田)。ベスト8に入ったことで12月の全日本総合選手権の出場権を獲得。ラストイヤーの集大成に向け、練習を積み重ねていく。女子ダブルスは中村優希(文3=青森山田)・本田胡桃(政経2=埼玉栄)組が出場。小方・去来川組(龍谷大)と対戦し、1ゲーム目を21―15で先取。しかし、勢いに乗る龍谷大のペアに徐々に押されていき2ゲーム目を落とす。勝負の第3ゲームは交互に得点を取り合い、互角のままゲームは進んでいったが、終盤の連続失点が響き惜しくも敗戦という結果になった。

 

 男子ダブルスで2連覇を狙う武井・遠藤組、女子シングルスの上杉、ルーキー・宮下が男子シングルスでそれぞれ準決勝に進出。昨年度に続き、インカレを制し明大の強さを見せられるか、注目が集まる。

 

[桑原涼也]

 

農口

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「負けたら終わりだったので勝ち負けはもちろんそうですが、自分たちのプレーを出し切って楽しんでやるのを自分の中で決めてやっていました。それが1回目(4回戦)はうまくいって、相手も強かったですが、自分たちらしくできたと思います」

 

――主将のポジションから見てコメントをいただけますか。

 「武井、遠藤が海外に行っていて、あまり練習を好まない後輩もいましたが、そういうチームをまとめるのはやってみて難しいところもありました。その中でも結果は求められるので、武井、遠藤がほとんどいない中で岡田とも相談したり話し合ってやっていきました。主将として勝負どころで勝ったりはできませんでしたが、役割は4年生全員で果たせたと思いました」

 

岡田

――4年生としてコメントをいただけますか。

 「団体戦の特に大事なところで勝てなかったのは後輩に申し訳なかったですが、農口を中心に武井、遠藤がいなくても、後輩たちも強くなっていると思ったので、それを考えるとしっかりできていたと思います」

 

武田

――今日の良かったところはどこになりますか。

 「1セット目は自分からネット前を取りに行って、待つのではなく自分からいく球が多く、カットも決まったのでそこは良かったと思います」

 

――今後に向けての意気込みをお願いします。

 「4年生が抜けてしまい、自分も上の学年になるのでチームをまとめるではないですが自分から率先して行動していきたいと思います」


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