準決勝で龍谷大に敗北 男子団体ベスト4/全日本学生選手権

バドミントン 2022.10.18

 全日本学生選手権(以下、インカレ)団体戦。準決勝に駒を進めた明大は関西の強豪・龍谷大と対戦。3回戦まで全勝していた明大だったが、第1シングルス、第2シングルスで惜しくも敗れる。第1ダブルスの武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)組が辛勝するも1―3で龍谷大の勝利となった。目標の2連覇達成とはならずベスト4という結果に終わった。

 

◆10・14~20 全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)

▼男子団体

準決勝 明大1―3龍谷大

 百上0―2川原

 宮下1―2西

 武井・遠藤組○2―1西・宇治組

 農口・岡田組0―2佐藤・木田組

 

 「周りの空気に飲まれて、いつものプレーができなかった」(百上拓海・政経3=埼玉栄)。2連覇を目指す明大に大きなプレッシャーがのしかかっていた。2回戦、3回戦でストレート勝ちを収めた百上だったが、準決勝の第1シングルスではなかなか自分のプレーができない。ラリーでも相手にうまく返され、第1ゲームを11-21で先取される。第2ゲームでも相手に押されたまま攻めることができず。「自分がゲームを取らなければいけないと、どこか勝ちを意識してしまった」。自分のプレーができないまま、第2ゲーム16-21でストレート負けとなった。

 

 勝負の第1シングルス、第2シングルスを落とし、後がない状況でエースの武井・遠藤組が第1ダブルスに臨んだ。「自分たちが負けたら終わってしまう場面で、本当に緊張してしまった」(武井)。第1ゲームを中盤まで先制するもミスから一気に相手の流れに。18-21で第1ゲームを落とすも、第2ゲームは21-13で取り返した。第3ゲームでは序盤から両者互角の攻防が続く。相手が先にマッチポイントとなった状況でも「ここからまだいける」(遠藤)。後衛の武井がミスに苦しんだ際には、前衛の遠藤が後ろからスマッシュを決める場面も。追い込まれた状況から2人の強さが光り、23-21で勝利をつかみ取った。

 

 その後第2ダブルスの農口拓弥(農4=福井工大福井)・岡田侑生(政経4=高松商)組が0-2で敗れると、明大の準決勝敗退が決定。優勝決定戦へ駒を進めることはできなかった。予想外の初優勝を果たしてから1年。今年度も「優勝する実力は十分にあった」(百上)。その分悔しいベスト4となったが、残す個人戦にこの悔しさをぶつける。

 

[覺前日向子]

 

試合後のコメント

岡田

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「団体でダブルスに出てから負けたら終わりという場面になったことがなくて、最初から力を入れずにいつも通りやろうとしました。ですが、プレー中粗が出たりして崩れたのが悪かったと思っています」

 

農口

――この結果を個人戦にどうつなげていきますか。

 「後は個人戦しかないので、最後は岡田と2人で楽しみたいです。そうすれば、結果も付いてくると思うので頑張りたいと思います」

 

宮下怜(政経1=埼玉栄)

――試合を振り返っていかがですか。

 「第1ゲームは良かったのですが、2ゲーム目の中盤あたりから相手に流れを渡してしまっていいプレーができなかったので、そこは頭を使ってやっていきたいです」

 

――個人戦に向けての意気込みをお願いします。

 「非常にいい経験ができたと思うので、大事なところで勝てる選手になれるように、個人戦でも頑張ります」


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