女子団体 法大に惜敗しインカレ3回戦敗退/全日本学生選手権

バドミントン 2022.10.17

 全日本学生選手権(以下、インカレ)が開幕。1日目は団体戦の3回戦までを終えた。女子は1回戦・2回戦を勝ち進み、2―3で惜しくも3回戦敗退に終わった。


◆10・14~20 第73回全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)

▼女子団体

・1回戦 明大〇3―2東日本国際大

 高橋〇2―0関

 田代〇2―0千葉

 木村・松本組1―2〇小吹・新田組

 中村・本田組1―2〇関・仁田組

 上杉〇2―0柿沼


・2回戦 明大〇3―2金沢学大

 上杉〇2―0清田

 杉山1―2〇縣

 中村・本田組1―2〇髙木・江里口組

 上杉・木村組〇2―0多崎・松井組

 高橋〇2―0五十嵐


・3回戦 明大2―3〇法大

 上杉〇2―1宮﨑

 高橋0―2〇内田

 上杉・木村組〇2―1海老原・宮組

 中村・本田組1―2〇宮﨑・三輪組

 杉山1―2〇森


 1回戦の対戦相手は東日本国際大。第1シングルス・高橋千夏(商3=甲斐清和)と第2シングルス・田代葵楓(商1=埼玉栄)は2―0と危なげなくストレートで勝利。ところが第1ダブルス・第2ダブルスを続けて落としてしまう。第3シングルスの上杉杏(商4=埼玉栄)がエースの意地を見せ1回戦を突破した。 


 2回戦ではシングルス2セット、ダブルス2セットを終えた時点で2―2。2回戦突破が懸かった中で迎えた第3シングルス。高橋は第1ゲームを確実に取り、第2ゲームではインターバル後にリードされ危ない局面もあったが、落ち着いて点を重ね金沢学大に勝利した。しかし「初戦から3―2という厳しい展開が続いて、良くない勝ち上がり方だった」(上杉)と、2試合を終えた時点で明大は体力をかなり消耗していた。 


 3回戦の対戦相手は先月のリーグ戦で唯一黒星を挙げることとなった法大。第1シングルスの上杉は第2ゲームを落とすも何とか勝利。第2シングルスで出場した高橋は、相手にくまなくミスを拾われ第1ゲームを落としたそのままの流れを変えることができず、第2ゲームも落としてしまう。第1ダブルスの上杉・木村早希副将(文4=青森山田)組は、第1ゲーム序盤から相手に押され、5─11でインターバルを迎えた。その後じりじりと点を追加し逆転、このゲームを勝利。第2ゲームでは19─21と僅差で負けてしまうが、第3ゲームで粘り勝ちを果たした。第2ダブルスの中村優希(文3=青森山田)・本田胡桃(政経2=埼玉栄)組は第3ゲームでデュースにもつれ込み白熱した戦いを繰り広げるが、最後は競り負けてしまう。いよいよ準決勝進出が懸かった第3シングルス。杉山凛(文1=西武台千葉)が第3ゲームまで粘るも、最後は法大に軍配が上がった。「あと少しというところまでいけただけに悔しい結果にはなったものの、みんなで頑張って思い出になった」(上杉)。これまでインカレでは3位が続き、次こそは優勝をと意気込んできただけに悔しい結果となった。


 1日に3試合と体力的にも負担が大きくかかった。団体戦は悔しい結果に終わったが、17日からは個人戦が始まる。この悔しさを糧に連戦をケガなく戦い抜き、それぞれが力を出し切れることを期待したい。


[増田杏]


試合後のコメント

上杉

――ベスト8という結果についてはいかがですか

 「優勝を目標にしていた分ベスト8という結果は本当に悔しいのですが、力をしっかり出し切って、4年生としてできることは全てやってこの結果になってしまったので、個人戦に切り替えるしかないかなと思います」


――チームメートに掛けた言葉はありますか。

 「4年生として戦う最後の団体戦だったので、ここで代替わりという形になります。4年生に付いてきてくれてありがとうというのと、最後まで諦めずに目標に向かって頑張ってくれてありがとうと伝えました」


――個人戦に向けての意気込みをお願いします。

 「団体から個人は一回切り替えて、明治を背負っている分、勝ち上がろうという気持ちは忘れずに、一戦一戦勝ち上がって二冠を目指せたらいいなと思います」


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