決勝進出ならず 慶大に逆転負け/関東学生リーグ戦

ラクロス(女子) 2022.10.15

 予選リーグを2位で終え、ファイナル4進出を決めた明大。勝てば決勝進出そして全国大学選手権(以下、インカレ)出場となる一戦の相手は慶大となった。開始直後から攻守共に粘り強さを見せ、主導権を握る。着実に得点を重ね、第2Q終了時点で3点差をつけた。しかし、後半はディフェンスのスキを突かれる場面が増え、徐々に相手ペースに。最後は連続失点で逆転を許し敗戦。2年ぶりの決勝進出とはならなかった。

 

◆8・7〜11・6 関東学生リーグ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ他)

▼10・15 対慶大戦 (駒沢オリンピック公園第一球技場)

明大5{21、2-0、1-2、0-3}6慶大○

 

 明大は開始直後から絶好の滑り出しを見せた。ゴール前で粘り強く守り切り、そこからの速い攻撃で相手ゴールを脅かす。MD(ミディー)隅千春(農4=岩国)が押し込んで先制すると、その勢いのまま第1Qを1点のリードで終えた。「前半は明治の流れだった」(MD藤村麻伊・農4=川和)。続く第2Qも明大ペースは変わらず。MD柳井華(農3=東大教育学部付)の2得点を筆頭に慶大を圧倒。3点のリードを持って試合を折り返した。

 

 迎えた第3Q、前半と同じく優位に試合を進めたかった明大だが、徐々に劣勢となる。オフェンスでなかなか決め切れず、慶大のパス回しに翻弄(ほんろう)される展開に。第3Q終了間際には鋭い突破から残り6秒のところでスーパーゴールを決められ、リードは2点に。最終の第4Qは勝利に向け逃げ切りたいところだった。しかし、際どいボールを全て慶大に回収され、主導権を握られ続ける。「後半はプレッシャーをかけられなかった」(藤村)。素早い連携にゴール前で粘り切れず、立て続けに3失点。逆転を喫した明大だったが、その後は試合終了まで果敢に相手ゴールに迫った。しかし、決定機を決め切ることはできず。「最後の部分で決め切れなかったのが敗因」(中村みずほ主将・農4=明大明治)。2年連続でファイナル4初戦敗退となった。

 

 あと一歩のところで決勝進出、そしてインカレ出場を逃す結果となった。4年生は今試合を持って引退となる。「下級生には自分たちが見られなかった景色を見てほしい」(中村主将)。この悔しさを胸に、後輩たちが1年後のリベンジを誓う。

 

[細田裕介]

 

試合後のコメント

中村

――4年間を振り返っていかがですか。

 「つらい時期もたくさんありました。今年が始まった時は不安も多かったですが、そこから伸びしろしかないと思って全員成長してきたので、最後まで目標を持ち続けられて良かったです」

 

藤村

――今日に向けて準備してきたことはありますか。

 「立教戦が個人技術のところで課題に上がったので、個人個人の技術の面でシュートだったりをこだわって練習してきました」

 

柳井

――来年度の目標を教えてください。

 「来年も全員でこの舞台に戻ってきて勝ち切ってファイナルに進んで、絶対に日本一を取るので来年も応援よろしくお願いします」


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