東洋大に快勝 1次リーグを全勝で収める/関東大学2部リーグ戦Bブロック

バスケットボール(女子)
2022.10.02

 1次リーグ最終戦となった今試合の相手は東洋大。これまで無敗の明大にとって、負けられない戦いとなった。前半は明大のペースで試合が展開し、50―23と大差をつけて折り返す。続く後半は相手も調子を上げてきて得点を積まれるも、明大も意地を見せつけ88―62と相手に26点もの差をつけて見事勝利を収めた。

 

◆8・27~10・30 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)

▼10・2 対東洋大戦(明学大白金キャンパス)

〇明大88{23-8、27-15、15-20、23-19}62東洋大

 

 スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、CF後藤葉の佳(理工1=鵠沼)。

 

 チーム一丸で勝ち切った。試合は明大が先制点を奪い動き出し、その勢いを止めずに攻守ともに力の差を見せつけた。「みんな足が動いていた」(神山)と、強固なディフェンスで相手のミスを誘い、一瞬のスキをついてボールを自分たちのモノにし得点を決める。また、オフェンスではゴール下に攻め込み相手を引き寄せたところで、外側にいる味方にパスを回して3Pシュートを決めてみせるなど、連携の取れたチームプレーで東洋大を圧倒した。しかし、後半は相手も粘り強さを見せ、連続得点を許すなど明大の得点が伸び悩む場面も。それでも後藤の3Pシュートを契機に徐々にペースを取り戻し、着実に得点を重ねていった。迎えた最終Qは東洋大の3Pシュートから始まるが、すかさず山本涼菜(文2=浜松開誠館)が3連続シュートを決め、流れを相手に譲らない。勢いそのままに得点を重ねて東洋大に圧勝し、見事1次リーグ全勝という目標を達成してみせた。

 

 「出だしは自分たちのやりたいプレーができた」(後藤)と、試合の入りは納得のいくものとなった今試合。その一方で「2次リーグにつながる課題が見えた」(後藤)と、放ったシュートの決定力やリバウンド、ルーズボールなどの面で反省点も挙げられた。1次リーグ全勝という成果を糧に、続く2次リーグでも明大のさらなる活躍に期待がかかる。目標である2部リーグAへの昇格は目前だ。

 

[清水優芽]

 

試合後のコメント

神山

――試合を振り返ってみていかがでしたか。

 「試合では速攻を出すことを目標にしていました。速攻を出すことはできましたが、シュートを決め切れない場面も見られたので、そこで決め切れたら波に乗れたと思います」

 

――1次リーグ全勝に対してどのような気持ちですか。

 「うれしいです。2部リーグAに上がることを目標にプレーしているため、1次リーグで全勝できたことが自分たちの自信になって2次リーグにまた挑みやすくなったと思います」

 

後藤

――1年生として試合に出て、意識していたことはありますか。

 「1年生だからといって萎縮して先輩に任せるのではなくて、自分もチームで戦う1人であるという意識を持ってプレーしていました」

 

――2次リーグに向けた意気込みをお願いします。

 「チームとしては2部リーグAへの昇格が目標なので、2次リーグもしっかり全部勝ち切ることが目標です。また、これからはスカウティングなどをされることにより容易には勝てなくなると思うので、その中でも勝ち切るために個人では、得点をコンスタントに取ることや、ディフェンスをやり切ることなど、自分の役目を果たしてプレーしようと思います」