男女ともに筑波大に勝利 女子2位、男子4位でリーグ戦閉幕/関東大学秋季リーグ戦

バドミントン 2022.09.26

 5戦目を迎え、最終最終日となったリーグ戦。男女ともに筑波大と対戦し、3―2で勝利した。少数精鋭で健闘した男子は、最終で4位につけた。女子は安定した強さを見せ付け、上杉杏(商4=埼玉栄)は個人で敢闘賞を受賞。ゲーム数の差により、筑波大に続く最終2位となり今大会の幕を閉じた。

 

◆ 9・17~19、9・24~25 関東大学秋季1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館)

▼ 1部男子――4位

▼ 1部女子――2位

 

男子

 菊川〇2-1野口

 本田光〇2-0川島

 農口・菊川組1-2〇藤澤・永渕組

 百上・山下組〇2-1中村・野口組

 百上1-2〇永渕

 

女子

 杉山0-20佐川

 上杉〇2-1栗原

 中村・本田胡組〇2-1大石・神山組

 上杉・木村組〇2-0青木・長廻組

 高橋1-2〇溝口

 

 男子は4戦目に引き続き大幅な欠員がありながらも、最後の大一番を勝ち抜いた。第2シングルスに登場した本田光(商2=埼玉栄)は、第1ゲームを21-11で先取。勢いそのままに第2ゲームを21-14で取り、見事ストレート勝ち。前日からの欠員の影響をより大きく受けたのはダブルスだ。第1シングルスの試合を終え、そのまま第2ダブルスの試合に臨んだ菊川旭飛(商3=聖ウルスラ学院英智)。「普段はシングルスしか出ないため、体力的にきつい部分があった」(菊川)。第3ゲームまで競った試合展開を見せるが、勝ち切ることはできなかった。しかしペアを組んだ農口拓弥主将(農4=福井工大福井)は「内容としては悪くはなくて、即興で組んだペアではあるものの最後まで戦えてよかった」と振り返る。第2ダブルスの百上拓海(政経3=埼玉栄)・山下啓輔(商2=ふたば未来学園)組も普段は見ることのない組み合わせだ。接戦を制し第1ゲームを先取。第2ゲームは落とすも、第3ゲームで見事巻き返し勝利。「欠員の中で自分たちは開き直ってやるだけだったため、勝ち負けにこだわらず楽しめた」(山下)。1部リーグに復帰し挑んだ今大会で、上々の結果を残した。

 

 女子はここまで無敗の筑波大との対戦に勝ち星を挙げた。第1シングルスの杉山凛(文1=西武台千葉)は第1ゲームを19-21と僅差で落とす。続く第2ゲームでも20-22とぎりぎりで競り負け、悔しさをにじませた。第2シングルス・第2ダブルスに出場した上杉は向かうところ敵なしだ。第2ダブルスでは、第1ゲームを21-12で危なげなく先取。第2ゲームではデュースにもつれ込むも、見事ストレート勝ちを果たした。ペアの木村早希主将(文4=青森山田)は最後の接戦を「絶対に勝てるなという感じがしたため、落ち着いて急がず頑張ろうと思っていた」と振り返る。第1ダブルスの中村優希(文3=青森山田)・本田胡桃(政経2=埼玉栄)組は、第3ゲームの終盤に15-20と相手にマッチポイントを握られた状態に。しかしそこから一気にデュースに持ち込み、勝利を勝ち取った。「今まで経験した5試合の中で、一番いい動きができて気持ちも乗っていた」(本田)。会場を沸かせる熱戦を繰り広げ、3-2で筑波大に初の黒星を挙げさせた。しかし最終順位では、ゲーム数の差で筑波大に続く2位となった。「自分たちのダブルスでもう1セット取って、そこのポイントを取れていたら優勝できた可能性があった」(中村)。惜しい結果ではあったものの、この大会で対戦した5校のうち法大以外全ての大学に勝利した。

 

 次なる舞台は目前に控える全日本学生選手権(以下、インカレ)だ。ここまで明大は高い実力に加えて調子も上々。ここでつかんだ感触を生かし、さらなる高みを目指す。

 

[増田杏]

 

試合後のコメント

農口

――今回の秋季リーグ戦について、チームとして振り返っていかがですか。

 「武井優太(商4=埼玉栄)・遠藤彩斗(政経4=埼玉栄)が海外遠征で不在でしたが、その穴を埋めようとみんなで一致団結できました。さらに6人で戦うとなった途端に、他のメンバーがいない中で責任を持って、逆にやるしかないという精神で戦えて、内容も良かったと思います」

 

――インカレに向けての意気込みをお願いします。

 「インカレは絶対に優勝して2連覇するつもりです。武井と遠藤もそう言ってくれているので、チームみんなで2連覇したいです」

 

菊川

――秋季リーグ全体を振り返っていかがですか。

 「最初の前半3戦目までシングルスで2回負けてしまいましたが、最後ダブルスとシングルス合わせて3勝1敗で勝率を上げて終わることができました。インカレまであと1カ月を切っているので、インカレでしっかりと戦って去年と同じように優勝できるように頑張っていきたいと思います」

 

山下

――大会を通しての感想をお願いします。

 「自分が初めてチームの役に立てたという実感がありました。4年生まであっという間に終わってしまうと思うのですが、少しはチームのためになれたなと思っています。次のインカレでも、今日みたいに楽しみながら自分のプレーができたらいいなと思います」

 

上杉

――リーグ戦を振り返っていかがですか。

 「秋リーグ10戦10勝という形でしっかり戦い切ることができたのですごくいい大会になったなと思います。チームとして筑波に勝てたというのが本当に大きくて、インカレに対していい一歩になったのかなと思うのでこの勢いのままインカレに持っていければと思います」

 

木村

――インカレに向けての意気込みをお願いします。

 「東日本学生選手権でも団体戦で3位という結果で終わってしまい、勝てない相手ではなかったのですごく悔しい思いをしました。今回ももしかしたら優勝できるかもという状況の中で2位で終わってしまいましたが、少しずつチームとしてはよくなってきている結果だと思います。インカレではずっと明大は3位なので、まずは決勝に進むことも一つだと思いますが、団体で優勝できればなと思います」

 

中村

――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「相手が筑波ということで、勝ちたいという気持ちもあったのですが、とにかく進んでいく気持ちで最初から最後まで臨んで2人でやっていけたのが今日の勝利につながったと思います」

 

本田

――大会を通しての感想をお願いします。

「全体的に見て個人で3勝2敗ではあったのですが、2敗したのも全然勝てない相手ではなかったので、もっと最初から自信を持ってやっていれば2勝もできていたと思うで、インカレでは思い切ってできるようにしたいです」


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