夏関開幕! 男子ダブルス中心に15組が勝ち進む/関東学生選手権1日目

硬式庭球 2022.09.21

 全日本学生選手権(以下、インカレ)や関東大学リーグ戦(以下、リーグ戦)から休む暇もなく関東学生選手権(以下、夏関)が開幕した。初日は男女とも単複1回戦が行われ、明大勢からも多数出場。明大同士の対決も複数見られる中、25組中15組が2回戦進出を決めた。

 

◆9・21~26 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)

▼9・21

[男子シングルス1回戦]

〇 徳 2{3―6、6―1、10―6}1 宮嶋(筑波大)

 町田  {4―6、2―1(棄権)} 河内(明大)〇

 藤川 0{2-6、1―6}2 高畑(早大)〇

〇河内  {6―4、1―2(棄権)} 町田(明大)

 副田 1{6―4、1―6、8―10}2 谷(亜大)〇

 野田 1{1―6、6―3、11―13}2 林(慶大)〇

 横田 1{6―2、4―6、4―10}2 佐藤(法大)〇

〇飯田 2{6―4、6―3}0 稲田(立大)

〇太田 2{6―2、6-2}0 末吉(駒大)

 

[男子ダブルス1回戦]

 徳 ・今里組 1{5―7、7―6、8―10}2 村田・山中組〇

〇町田・飯田組 2{6―0、6―0}0 吉野・山口組(早大)

〇宮永・太田組 2{5―7、7―5、10―8}1 渡部・藤岡組(早大)

〇坂井・野田組 2{6―2、6―1}0 角田・時岡(立大)

〇副田・横田組 2{3―6、6―3、13-11}1 田中・清水組(早大)

〇村田・山中組 2{7―5、6―7、10―8}1 徳・今里組(明大)

 

[女子シングルス1回戦]

 竹本 0{1―6、0―6}2 猪川(法大)〇

 徳安 0{3―6、2―6}2 伊藤(亜大)〇

〇南口 2{6―2、2-6、10―7}1 齋藤(亜大)

〇吉田 2{6―1、6―4}0 中込(法大) 

 大沼 1{6―2、3―6、10―12}2 浅野(立大)〇

〇鈴木 0{6―1、6―0}2 小畑(早大)

〇丸山  {3―6、1-2(棄権)} 川出(筑波大)

 

[女子ダブルス1回戦]

〇竹本・五十嵐組 2{2―6、6―2、10―8}1 吉田・南口組(明大)

 吉田・南口組 1{6―2、2-6、8―10}2 竹本・五十嵐組(明大)〇

〇徳安・鈴木組 2{6―2、6―0}0 浅野・松田組(立大)

 

【男子シングルス1回戦:副田温斗(営3=四日市工)VS谷颯太(亜大)】

 インカレやリーグ戦などでは、町田晴男子部副将(文4=四日市工)とペアを組んだダブルスを中心に目覚ましい成績を残してきた副田。本戦にシングルスで出場するのは今年度初となった。序盤から流れを握り、相手の意表を突いたプレーで着実に点を重ねる。途中追い付かれるも、ゲームカウント6―4で第1セットを勝ち取った。しかし第2セットでは強力なサーブに翻弄(ほんろう)され、なかなかゲームが取り切れず1―6。ファイナルセットのスーパータイブレークに突入するも「あと一歩のところが取り切れなかった」。8―10で惜敗を喫した。

 

 「ダブルスでは前に出る展開がほとんどだが、その展開をシングルスでもやってしまった」とプレースタイルの差に戸惑う場面も。それでも「ダブルスでできていたことがシングルスでも通用したのはすごく自信になった」と今後への希望が見つかったことは大きい。シングルスは敗退となったが、その後の横田大夢(政経3=足利大付)とのダブルスでは勝利を飾り、2回戦の明大対決へ進出。ここまでペアとして共に戦ってきた町田との対戦に「そこはしっかり勝ち切りたい」と強く意気込んでみせた。

 

【男子ダブルス1回戦:村田英夢(理工1=麗澤瑞浪)・山中朝陽(文1=四日市工)組VS徳航太男子部主将(営4=法政二)・今里翔吾(営1=海星)組】

 白熱明大対決はルーキーペアが勝ち星を挙げた。第1セットは3―5まで追い込まれる展開でスタート。ただそこで「簡単にはやられない、流れを渡さないように」(村田)。徳のスピードのあるサーブと今里の力強いボレーに負けず、積極的なプレーで対抗してみせる。その勢いでタイブレークまで持ち込み7―5で第1セットを制した。

 

 勝負を決めたい第2セット。またしても3―5と相手に流れを持たせてしまう。ここで再び食らいつき、2ゲーム連取し5―5まで追い付く。再びタイブレークへ突入するも相手から流れを奪えず。それでも「取られてもおかしくないセットでタイブレークまで持ち込めた」(村田)。簡単には奪わせなかった自信と集中力を保ちファイナルセットへ。ここでも接戦が続くが、最後は10―8で明大対決にけりをつけた。

 

 関東学生トーナメント(以下、春関)ではベスト4まで進んだ村田・山中組。1年生らしいフレッシュさ、チャンスを逃さない集中力が導いた。実績に甘んじず夏関も「春関ベスト4という上の立場ではなくチャレンジャーとして臨んでいきたい」(山中)。自分たちらしさを大切に、ルーキーペアが再び大宮で輝く。

 

 明日は男女単複2回戦が行われる。4年生も多く残っており、明大全体での活躍に期待したい。

 

[金井遥香、出口千乃]

 

試合後のコメント

副田

――ダブルスの方は振り返ってみていかがですか。

 「大夢(横田)と組むのが本当に久しぶりで、この夏関の予選(6月16日~23日に開催)以来です。それで、リーグ戦が終わってからは1回しか練習できていませんでした。その中で試合となり、ファーストセットはお互いかみ合わなかった部分もありますが、セカンドセットからは徐々にいい部分が出てきました。3年生と同級生というのもあっていい感じでできたなと思います」

 

――ダブルスへの意気込みをお願いします。

 「次は町田さんたちと当たるので、そこは勝ちたいです。そこをしっかり勝ち切った上で、学生大会はインカレではいい結果が残せているので、夏関でもいい結果が出せるように頑張りたいなと思います」

 

村田

――今後続く夏関への意気込みをお願いします。

 「一試合一試合楽しんで、インカレインドアや関東学生新進選手権に向けてポイントも欲しいところです。僕たちはまだ1年生なので減るポイントがなくて増える一方なので、確実に惜しい試合を取りこぼさないようにと考えて一ポイント一ポイントしっかり真剣に向き合っていきたいです」

 

山中

――春関の時よりも落ち着いているように見えました。

 「自分のやれることというのもずっと組んできて分かって、村田のやれることというのも分かっています。自分たちがやれることをやれば勝てるというのが分かっているので、落ち着いてプレーができているのかなと思います」


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