青学大に圧勝 総合力の高さ見せつける/関東学生リーグ戦

ラクロス(女子) 2022.09.12

  早大戦の反省を生かしてディフェンスから流れをつくることができた明大は、第1Q(クオーター)から主導権を握る。相手の少しのミスもすかさずオフェンスにつなげ、ポゼッションは常に明大優位に。AT(アタッカー)堀彩花(農4=駒場)の両チーム最多3得点を決める大活躍もあり、最終的に9―0とまさに圧勝と言うべき試合だった。 

 

◆8・7~10・15 関東学生リーグ戦(大井ホッケー場メインピッチ他)

▼9・10 対青学大戦(大井ホッケー場メインピッチ)

〇明大9{1―0、4―0、3―0、1―0}0青学大

 

 この日はスタンドに保護者や応援団の応援が響く青学大戦。AT中村みずほ主将(農4=明大明治)がサイドから果敢に切り込み先制ゴールを決めると、明大の独壇場が始まる。第2Qは、堀が得意とする相手を押しのけ前に攻めるプレーがはまり、2得点をあげる。中村主将も堀を「彼女の一番の武器であるショットを3点取り、1週間で成長したことを発揮できている」とこの試合のMVPに選んだ。さらにMD(ミディ)柳井華(農3=東京大教育学部付)や中村らがショットを決め、5-0で前半を終える。

 

 後半は相手のグラボミスやパスミスを逃さず、オフェンスが速攻につなげる展開が目立つ。決して緩むことなく攻め続け、ポゼッション時間をキープし、第3Qも得点ラッシュに。柳井、堀、AT高桑深緒(商2=川越女子)のショットがさく裂し、リードを8点に広げる。第4Qに入ると、ショットミスや青学大に押される場面が少し見られたものの、前回早大戦で本領を発揮できなかったディフェンス陣が修正した堅い守りを見せ、無失点で試合を終えた。

 

 9-0と圧勝を収めたが、オフェンス面ではあと少し攻め切れない部分やミスがあったと振り返る。ここで強みである〝修正力〟を武器に常に高め合うチーム力は、今年のスローガン『DRIVE』を十分に体現しているだろう。日本一の頂へ、チームの成長は止まらない。

 

[杉田凜]

 

試合後のコメント

中村主将

――本日の試合に向けて強化してきた点や意気込みを教えてください。

「ディフェンスを強化してきました。早大戦は自分たちがやりたいディフェンスがなかなかできなくてかなり相手にやられていましたが、今日は高いところから狙って、積極的に〝奪うディフェンス〟をやっていこうと決めていました。それが体現できたと思います」

 

――女子ラクロス部の団結力の秘訣は何ですか。

「練習場所はAチームBチーム1年生とバラバラになってしまうことも多いですが、しっかりと一人一人の頑張りや成長を互いに見ることができているからこそ、フィールドでもベンチでもスタンドでも一丸となって勝ちというところを狙っていけるのだと思います」

 

――圧勝できた要因を教えてください。

「今までは藤村麻伊(農4=川和)と隅千春(農3=岩国)がキーマンとして点を取ってきてくれたので、そこだけでは勝っていけないと思いました。そこからアタッカーや他の3、4年などが得点しないと勝てないと予測したので、それがきいたと思います。藤村と隅には相手が集まってきてしまうので、彼女ら以外が遠くで決めるシーンをつくれて嬉しいです」

 

高桑

――次の試合に向けて一言お願いします。

 「次の試合に向けて今日あったミスや大事な場面でファールをしてしまう惜しい部分を修正して次の試合も勝てるように頑張ります」


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