対抗戦開幕 国立の雄・筑波大を制す/関東大学対抗戦

ラグビー 2022.09.11

 大学日本一への道のりが本格的に始まった。関東大学対抗戦(以下、対抗戦)初戦の相手は、例年強敵たちと競った試合を繰り広げる筑波大。前半開始直後から激しい戦いを見せるが、多くのゲインを見せ19―12のリードで試合を折り返す。後半では一時同点に追い付かれるも、最終スコア33―22で初戦を白星で制した。

 

9・10 関東大学対抗戦(駒沢オリンピック公園陸上競技場)

対筑波大戦

 〇明大33{19―12、14―10}22筑波大

 

 快晴の空の下、対抗戦の幕が開けた。「筑波大はエリア取りがうまく、ブレークダウンにプレッシャーがかかってきたので手強い相手だった」(左プロップ中村公星・情コミ4=国学院栃木)。試合開始直後から、お互い気合の入ったタックルで会場を盛り上げる。試合が動いたのは開始5分だった。相手のゴールラインドロップアウトから始まると、明大の攻撃が開始。左フランカー森山雄太(政経3=東福岡)が相手ディフェンスを倒しながら前進し縦に切り崩していく。最後はゴール前でスクラムハーフ萩原周(商3=大阪桐蔭)が持ち出してできたスペースにスタンドオフ伊藤耕太郎(商3=国学院栃木)が入りトライ。「スペースがあることは分かっていたのでトライができて良かった」(伊藤耕)。3年生の見事な連携で対抗戦初の得点を決めた。続いて見せ場をつくったのは、前半39分。左ウイング秋濱悠太(商2=桐蔭学園)がボールを受け取ると、アタックラインを徐々に上げていく。そして、サポートに入っていた森山が相手に阻まれるも振り切り、ゴール前までのビックゲインを見せた。最後は左センター廣瀬雄也(商3=東福岡)のロングパスに反応した右センター齊藤誉哉(文4=桐生一)がステップを切りグラウンディング。「(森山)雄太が外からゲインしてくれて、相手をオーバーラップすることができた」(齊藤)。ロスタイムにもゴール前の明大スクラムから伊藤耕が一気に抜け出し得点を奪い、前半は19ー12で折り返す。

 

 後半開始直後、筑波大が猛攻を見せる。後半13分には得点を奪われ同点となり「自分たちのミスで取られてしまった」(石田吉平主将・文4=常翔学園)。やはり一筋縄では勝てない相手だ。しかし、ここでBK陣のランが嫌な流れを断ち切る。ハーフウエーラインで相手のハイパントを獲得すると、伊藤耕が大きくゲイン。そして、その後ろでボールを受け取った右ウイング安田昂平(政経2=御所実)がそのまま自慢の俊足でトライを演出した。「チームのミスが続いていた時にトライが取れたので良かった」(安田)。再びリードを取り戻す。続いて26―22で迎えた後半37分、50:22のキックから一気にチャンスをつかむと、敵陣22メートル前からのマイボールラインアウトで開始する。そこから右に展開していくと、ゴール前で萩原が自分で持ち出し最後は石田がトライ。「(萩原)周がきちんと見てくれた」(石田)。待ちに待った主将のトライで最後に会場を沸かせ、最終スコア33―22で初陣を白星で飾った。

 

 「自分たちのミスで自分たちの首を絞めてしまった」(齊藤)。無事に勝利した一方で、ラインアウトでのミスやオフサイドなどの反則が目立った明大。「ミスが起こった時に修正するまでの時間がかかってしまった。みんなで話し合って、一発で修正できるようにしていきたい」(伊藤耕)。今回見つかった課題を修正し、次戦に備えていく。来週に行われる対抗戦2戦目はフィジカルの強い選手が多く集まる日体大だ。FW陣たちの攻防が注目ポイントになる。「全勝して対抗戦優勝、日本一を達成したい」(石田)。次戦も勝利を飾ることができるのか。日本一をつかむ挑戦に、今、のろしが上がる。

 

[安室帆海]


試合後のコメント→



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