1点差の激闘 明早戦制し今季2勝目/関東学生リーグ

ラクロス(女子)
2022.09.04

 第2戦をドロー決着となり、1勝1分という成績となった明大。折り返しとなる第3戦は明早戦に。試合は第1Qからペースをつかみ、いきなり3点のリードを奪う。しかし、第2Q以降は相手のディフェンスを崩せず、苦しい時間に。試合終了間際に1点差に迫られ窮地に立たされた明大だったが、最後は粘りのポゼッションで勝利。今リーグ戦2勝目を手にした。

 

◆8・7〜10・15 関東学生リーグ戦

▼9・3 対早大戦(大井ホッケー球技場サブピッチ)

 ○明大6{3―0、1―2、1―0、1―3}5早大

 

 集客試合となり、スタンドにも多くの応援が駆け付けた中行われた早大との第3戦。試合は開始直後から明大が主導権を握った。第1Q、長くボールを保持し続けるとMD(ミディー)隅千春(農4=岩国)の単独突破から先制ゴールを奪う。その後もMD藤村麻伊(農4=川和)を中心とした鋭いオフェンスで2点を奪い、いきなり3点のリードを得た。流れを持ってくることができた」続く第2Q、勢いのままさらにリードを広げたいところだったが、相手の低く守るディフェンスを崩し切れず、徐々に苦しい展開に。1点こそ挙げたものの、一瞬のスキを突かれ連続失点。2点のリードで前半を折り返した。

 

 迎えた第3Qも楽な試合運びとはならず、両チームなかなかスコアの動かない拮抗(きっこう)した展開となった。その中でもMD柳井華(農3=東大教育学部付)がフリースローで1点をもぎ取り、3点リードで勝負の第4Qへ。リーグ戦2勝目へ向けて、余裕を持って試合を締めたい明大だったが、早大の猛攻に晒される。ディフェンスの少しの連携ミスを突かれ、立て続けに失点。劣勢のまま1点差まで詰められてしまう。しかし、その後は今リーグ戦初スタメンとなるG(ゴーリー)野地咲良(営2=平塚江南)を中心とした粘り強い守備とパス回しで失点を許さず。価値のある勝利となった。

 

 中大戦の悔しい引き分けから今試合に向けて時間を費やして対策に取り組んだ明大。「試合のラストは練習してきたポゼッションが出せた」(中村みずほ主将・農4=明大明治)。次戦も徹底した準備で勝利を手にする。

 

[細田裕介]

 

試合後のコメント

中村

――苦しい時間にチームのどのように声を掛けていましたか。

 「追い上げられた時もどこかで絶対相手の流れになる時間はあるよねと想定していたので想定内だから大丈夫、今はボールを持てているから大丈夫と声を掛けて、コート内でも今何分ボール持てているよと声を掛けていました」

 

藤村

――中大戦から2週間ありましたがどのような準備をしてきましたか。

 「オフェンスが一番準備してきたことで、中央戦は自分たちのミスでオフェンス時間を持てずに相手ボールにしてしまい自分たちの流れにできませんでした。そこでまずは自分たちのボールにし続けて攻め続けるということを練習してきました」

 

野地

――初スタメンの心境はいかがですか。

 「初スタメン、初リーグ戦だったのでとても緊張しました。まだ自分自身完璧な状態ではない未完成な中でしたが、できる限り自分ができることをしてチームが勝つために何ができるかを考えて、今日は勝利することができたのでうれしいです」