
全員卓球で法大・駒大を撃破し開幕3連勝!/秋季関東学生1部リーグ戦
初戦をストレートで勝利し、勢いに乗る明大。宇田幸矢(商3=大原学園)・戸上隼輔(政経3=野田学園)のダブルエースが不在の中、大会2日目もその勢い止まらず3連勝を飾った。
◆9・1~10 秋季関東学生1部リーグ戦
(所沢市民体育館他)
▼9・2 対法大戦、対駒大戦(所沢市民体育館)
○明大4―0法大
○明大4―2駒大
リーグ戦2日目は法大と対戦。1番手の宮川昌大(情コミ3=野田学園)、2番手の手塚崚馬(政経2=明徳義塾)は危なげなく勝利。次に登場したのはリーグ戦初出場となった櫻井倭(情コミ1=鶴岡東)。第1ゲームを先取するが続く第2ゲームは自分の思うようなプレーができず、苦しい展開に。それでも「思い切っていこうと気持ちを切り替えた」(櫻井)。その後は8連続ポイントを獲得するなど相手に一度もリードを与えず。鮮烈なデビュー戦を飾った。続くダブルスは春季リーグ戦でもペアを組んだ宮川・山本歩(商2=出雲北稜)組が出場。フルセットに及ぶ激闘となったが「攻めようと考えてプレーした」(宮川)。最終ゲームでは相手を寄せつけない試合運びを見せ、勝利を収めた。
第2試合は駒大との一戦。1番手の松田歩真(商2=野田学園)がまさかのストレート負けを喫し、2番手の櫻井も相手の珍しい戦術型に苦しみゲームカウント0―2と崖っぷちの状況に。しかし「技術面も気持ちも3ゲーム目から大きく変えることができた」(櫻井)。気迫のこもったプレーを連発し大逆転劇を繰り広げた。その流れに乗り3番手の宮川も勝ち星を挙げる。ダブルスで勝利に王手をかけたいところだったが「連携がうまくいっていなかった」(宮川)。セットカウントが2-2となり、勝負は振り出しに戻る。ここで躍動したのが平賀龍生(文2=明豊)・手塚の2年生コンビ。平賀はストレート勝ち。手塚はフルセットに及ぶ激闘となり、特に第4ゲームは18―16までもつれ込んだ。それでも「最後まで向かっていく姿勢でいくことができた」(手塚)。大接戦を制し、開幕から3連勝を果たした。
大会3日目は筑波大・専大との戦いが待ち受ける。春季リーグ戦に続き勝利なるか。「ここが一つの山だと思って全力で戦いたい」(宮川)。6年ぶりのグランドスラム達成に向け、最強軍団の戦いはまだまだ続く。
[七海千紗]
試合後のコメント
高山幸信監督
――試合前はどんな話をされていましたか。
「明大は追われる立場なので絶対に受け身にならない。競った場面でこそ強気で攻めていくという意識をメンバー全員に持たせるように話をしました」
――大会3日目も厳しい戦いが続きますが意気込みをお願いします。
「今日うまくいかなかったことは一晩でしっかり気持ちを入れ替えて、チャレンジャー精神でやっていくだけだと思うので、体力的にはきついと思いますが頑張っていきたいです」
宮川
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「第1試合に対戦した法大には春季リーグ戦で単複どちらも負けていたので、今回リベンジできて良かったです。第2試合もカットマンが相手で苦しい試合でしたが勝ち切れたところが自分の成長した部分だと思います」
手塚
――ジュースが続いていたときの心境を教えてください。
「迷いはなく、相手より一本多く返すことを徹底していたから最後まで粘り切れたかなと思っています」
櫻井
――今回がリーグ戦のデビューとなりましたが率直な感想を教えてください。
「春季リーグ戦、インカレと起用されず悔しい思いをして練習を重ねてきたので、今回やっと起用してもらって、2連勝してチームの勝ちに貢献できたので良かったです」
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