菅平合宿最後の試合 帝京大B戦を勝利で飾る/練習試合

ラグビー 2022.08.29

 曇り空の中、菅平合宿最後の試合である帝京大B戦が行われた。Aチームの敗戦後だったが、前半は下級生、後半は上級生を中心に得点。前半はミスが多く、帝京大に流れを渡してしまう展開が多くあった。しかし後半はミスを修正し、強いフィジカルを武器に明大が主導権を握り続ける。最終スコア35―14で勝利を飾り、合宿を良い形で終えた。

 

◆8・27 練習試合(サニアパークメイングラウンド)

▼帝京大B戦

 〇明大35{14―7、21―7}14帝京大

 

 前半は一進一退の攻防を繰り返す展開となった。試合が開始してまもなく、ハーフウエーラインでのマイボールラインアウトから左センター吉田輝雅(政経2=東海大相模)がパスを受け取る。右側の空いたスペースへボールを蹴り込んで走り、トライを試みたが相手選手にボールを奪われてしまう。ここから明大はアタックを続けるものの、自陣での試合展開が10分間続く。その中でもこの悪い流れを断ち切ったのは、春シーズンB戦を中心に活躍した左ウイング東海隼(情コミ1=光泉カトリック)だ。21分、敵陣10メートルラインでのラインアウトからBK陣がパスを展開。モールを組んだ後、相手ディフェンスのスキを突き、東がゴール下で先制トライを決める。「今までしっかり練習してきたアタックをFWとBKが連携してできた」(東)。しかし明大の流れは長くは続かなかった。27分、自陣ゴールライン付近で帝京大ボールのラインアウト。明大がボールを勝ち取るが右ウイング西川賢哉(政経3=桐蔭学園)が痛恨のノックオンをしてしまう。「前半はBKのミスが目立ったので、改善していきたい」(西川)。そして29分には敵陣10メートルラインから帝京大のスピードを止め切れず、同点とされてしまう。それでも食い下がることなく攻撃を続けるのが今試合の明大。前半終了間際、スタンドオフ蓬田雄(政経1=流経大柏)が追加点を決め突き放す。「スクラムの後、自分の前が空いていたので思い切って行った」(蓬田)。1年生の活躍が光り、前半を14―7で折り返した。

 

 後半は高原らしい、グラウンドが霧に覆われた状態での試合となった。「(霧が濃かったので)しっかり全体でコミュニケーションを取っていこうと話していた」(東)。後半開始すぐに試合は動く。2分、敵陣10メートルでパスを受け取った西川が右側に快走しグラウンディング。この得点を機に、明大に勢いがつき始める。10分、敵陣22メートル付近で仲間航太(文1=常翔学園)からパスを受け取った楢﨑海人(法4=筑紫)が大きく前進しそのままグラウンディング。明大らしいフィジカルの強さが見られた。また23分には、自陣ゴールライン付近で帝京大ボールのスクラムがあったが、帝京大がコラプシング。土肥恵太(政経4=秋田工)のタッチキックでマイボールラインアウトを勝ち取る。再び相手のファウルがあり、マイボールでのスクラム。そのまま力強いスクラムで押し込むと、認定トライで追加点を重ねる。帝京大の屈強なFW陣に苦しめられる展開もあったが、大事な場面で明大の粘り強さが表れた。その後帝京大に得点を許してしまうも、主導権は渡さず。最終スコア35―14で試合を終えた。「前半でのミスを後半で修正して、1人1人が強い気持ちでできたことが勝ちにつながった」(西川)。

 

 「A戦が悔しい結果となってしまったので、Bチームは絶対に勝とうと話していた。僕はリザーブからだったが、リザーブのメンバーにもエナジーを持って絶対に勝ち切ろうと話した」(土肥)。10日間にわたる菅平合宿最後の試合は、最高学年の声掛けもあり、層の厚さを見せつけた試合となった。関東大学対抗戦(以下、対抗戦)まであと2週間を切り、大学日本一に向けての戦いがもうすぐ始まろうとしている。このB戦で出場したメンバーの直近の目標は、A戦のメンバーに選ばれること。「(対抗戦の)メンバーに入れるように100パーセントの準備をしていきたい」(蓬田)。紫紺への思いが人一倍強い彼らが紫紺を着て活躍する姿を見るのが楽しみだ。そして4年ぶりの全国大学選手権優勝を目指して、明大の躍進は続く。

 

[森口絵美理]

 

試合後のコメント

ゲームキャプテン・スクラムハーフ丸尾祐資(商4=報徳学園)

――ゲームキャプテンとして、試合を振り返っていかがですか。

 「みんなが1人1人リーダーシップを持って試合をしてくれたので、キャプテンの仕事というより自分のプレーに集中できました」

 

土肥

――試合中、個人的に心掛けたことを教えてください。

 「最高学年として、チームを盛り上げるということと、自分でボールキャリーなどの細かいところを意識していました」

 

――霧が濃かったですがいかがでしたか。

 「京産大との練習の時の方がすごい霧だったので、これくらいは普通かなと感じました。プレーしているときはまあまあ見えます」

 

西川

――トライシーンを振り返っていかがですか。

 「ディフェンスを上げるというのを意識していて、上げた時にちょうどボールが回ってきてそのままトライにつなげられて良かったです」

 

蓬田

――次に向けて反省点はありますか。

 「メンバーが前日に変わったので合わせ切れていないところもあったのですが『迷ったら強いプレーで』というのを意識してシンプルなプレーをしようと話していました」

 

――夏の合宿で特に頑張ったことを教えてください。

 「アタックの部分が通用していないところが多くあったと感じていたので、個人だけではなくて周りとの小さなコミュニケーションをしっかりするというのを意識しました」

 

川村心馬(法1=函館ラ・サール)

――外から見ていて気付いたことはありますか。

「A戦が負けだったので、B戦の雰囲気が少し心配でしたが、1年生で出場していたメンバーも活躍していて良かったです」

 


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