男子団体3位入賞 下級生の活躍目立つ/全日本学生選手権
大学体操の最高峰である全日本学生選手権(以下、全日本インカレ)が四日市市総合体育館で開催された。明大からは男女ともに個人総合と団体に出場。目標達成とはならなかったが下級生の活躍が光り、これからの躍進がうかがえる大会となった。
◆8・19~22 第76回全日本学生選手権(四日市市総合体育館)
▼2部男子団体
明大――3位
<団体メンバー>
小山竜希主将(政経4=埼玉栄)、清水和生(政経3=埼玉栄)、中田智也(総合2=伊奈学園総合)、坂井智羽(政経2=伊奈学園総合)、石井凌太朗(商2=出水商)、渡辺匠郎(営1=大垣商)
▼2部男子個人選手権
<出場メンバー>
保田健太(総合3=名城大付)、宮沢楓大(商3=関根学園)
▼2部男子種目別
<平行棒>
清水――1位
渡辺――3位
坂井――5位
<鉄棒>
宮沢――5位
石井――6位
<あん馬>
中田――7位
宮沢――8位
<床>
渡辺――4位
<つり輪>
渡辺――2位
坂井――8位
<跳馬>
渡辺――7位
▼2部女子団体
明大――5位
<団体メンバー>
跡部桃子(営4=有明)、飯田麻由(商4=大宮東)、安江彩花(文4=羽鳥北)、佐々木唯(文2=鯖江)、内村咲喜(営2=創成館)、十亀桜(商1=新田)
▼2部女子個人選手権
<出場メンバー>
森夢華(文1=ふじみ野)
▼2部女子種目別
<跳馬>
内村――6位
団体選手権へと勢いをつけたい初日。女子個人選手権には全日本インカレ初出場の森が、男子個人選手権には今大会で引退する保田とその同期である宮沢が出場。「準備不足だったので悔しい結果になってしまった」。森は1週間前に体調を崩し、万全の状態ではなかった。それでも「今できることはできたので良かった」と競技を振り返った。「引退ということでやれることをやりたいと思った」。自身最後の大会に臨んだ保田は安定した演技を見せ2日目の団体選手権を控える後輩たちに大きな背中を見せた。新しい技への挑戦を目標にした宮沢は「途中で失敗が出てしまったが粘り強く演技できた」と語った。
2日目に行われた団体選手権。2部3位以上を目標とする女子団体はほぼ毎日取り組んできたチーム練習の成果が実り、大きなミスなく競技を終えた。しかし、結果は5位と目標に一歩及ばず。それでも「明大体操部のレベルは年々上がっているので、来年こそは目標達成できるように頑張ってほしい」(跡部)。今大会で引退する4年生からバトンがつながれた。
「みんなで楽しくやろうという雰囲気だった」(渡辺)。悲願の1部昇格をかけた男子団体。明大の強みである線の美しい演技を見せ、着実に得点を伸ばしていく。5種目を6人中5人成功と順調に競技を進めるが最終種目のあん馬で崩れてしまい結果は3位。「結果は悔しいが全員が一丸となって臨めたという点で後悔はない」(小山)。主将としてチームを引っ張ってきたからこそ言うことができる言葉だった。
1、2年生の活躍が目立った今大会。男子でトップの成績を残した渡辺は「チームワークや技の美しさが明治の強み。それを活かして来年も全日本インカレでの1部昇格を目標に頑張りたい」と未来を見据えた。新生体操部の戦いはすでに始まっている。
[島田五貴]
試合後のコメント
安江
――試合直前のチームはどのような雰囲気でしたか。
「みんなで声を掛け合いながら頑張って目標を達成しようというような
いい雰囲気でした」
跡部
――大会を終えて今の気持ちを教えてください。
「私自身が引退試合だったので、楽しかったですし、このメンバーでできて良かったというのが率直な感想です」
小山
――渡辺選手をはじめ多数の入賞者が出ましたがいかかですか。
「後輩なのですが本当に尊敬していますし、憧れですね。体操だけではなくて人間もでき上がっている。渡辺をはじめ若い後輩が多いのでたくましいなと思います」
渡辺
――1年生として先輩たちに混ざって戦った心境を聞かせてください。
「とにかく先輩のために、特に4年生の先輩が堂々と演技できるように1年生として元気よくミスのないような演技を心掛けました」
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