果敢に攻め続け、学習院大との開幕戦に勝利/関東学生リーグ戦

ラクロス(女子) 2022.08.16

 チーム目標である日本一に向けて、好調な滑り出しを見せた。初戦の相手は学習院大。第2Q(クオーター)でMD(ミディー)藤村麻伊(農4=川和)が2連続得点。リードで折り返すと、その勢いのまま後半へ。第4Qで藤村の力強いシュートを皮切りに、一挙4得点。攻めの姿勢を貫き通し、見事開幕戦を制した。

 

◆8・7~10・15 関東学生リーグ戦

▼8・16 対学習院大戦(大井ホッケー競技場)

 ○明大8{1-1、2-1、1-0、4-2}4学習院大

 

 思うような試合運びができず、苦戦した第1Q。MD柳井華(農3=東大教育学部付)がフリーシュートで先制点を決めるも、すかさず学習院大も得点を挙げる。さらなる得点がほしいところだが、学習院大の勢いに押され膠着(こうちゃく)状態に。そのまま試合は第2Qへ。流れを変えたのはMD藤村。「ここで自分が決めて、ちょっとでもリードで後半に持ち越したい」。そうした思いで打ったシュートは見事ゴールへ。3―1と点差を広げたがその後失点を許し、1点差に追いつかれる。残り数秒まで果敢にゴールを狙うも、学習院大の固い守りを崩すことは叶わず。勝負の行方は後半に持ち越された。

 

 1点リードで迎えた第3Q。学習院大による追い上げを止めたのは、G(ゴーリー)・関沙織(法4=川越女子)。好セーブを連発し、相手に点を与えず。「負ける試合を勝てる試合に変えられた」(井川裕之コーチ)。その後、柳井が追加点を挙げ、2点リードで迎えた第4Q。藤村が1対1でシュートを放ち、この日3得点目を決める。勢いづいた明大は、立て続けにAT(アタッカー)中村みずほ主将(農4=明大明治)らが得点を重ね7―2に。学習院大も1点を返すが、柳井もこの日3得点目を挙げ、攻撃の手を緩めず。終了間際に1点許すも、8―4と快勝。「第4Qの最後は相手にやられたが、最後まで戦い抜くということはできたので良かったです」(中村)と満足のいく結果となった。

 

 「奪うディフェンスと粘り強いオフェンスを今年のチームでやろう」(中村)。その言葉通り、第4Q後半の学習院大の流れの中でも臆することなく攻め続けた。明大の挑戦は始まったばかり。今後の展望にも期待がかかる。

 

[石井遥]

 

試合後のコメント

井川コーチ

――今日のチームの共通認識は何ですか。

 「オフェンスでしぶとくいくということと、相手の方が力で上回る部分があってもこっちがボールを拾う、努力で頑張れる部分はしっかりやろうと話しました」

 

中村主将

――今日の手応えはいかがでしたか。

 「結構強い相手で山場だったので、そこを勝ち切れたことは今後のリーグ戦5試合ある中で自信につながったかなと思います」

 

――反省点はありますか。

 「後半でキーマンに対策をしていたとは言え2、3本決められたのでそこと、オフェンスでまだ粘れていないので、そこはもっと上げていける点だと思うので、一人一人の基礎力を上げてもっと明治として体現したいラクロスを体現できるようにしたいと思います」

 

藤村

――今後の意気込みをお願いします。

 「今後は本当にここから連戦で、次中央戦で、来週以降も早稲田戦などで試合も続きますが、もう一戦一戦どんどんパワーアップして成長した姿を見せたいなと思っています」

 

柳井

――学習院大の印象はいかがでしたか。

 「私はドロー上げていましたが、ドロー周りのグラボをとる速さや、グラボに走り込んでいって取る強さだったりは明治とは違うなと思って、そのグラボを取るというのは苦戦しました」


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