明大から15人が本選出場へ/関東学生個人選手権予選①
関東学生個人選手権の予選が3日間にわたり行われ、明大からは27人が出場した。男子は上位100人、女子は上位80人が本選に進むことができる今大会。各選手が健闘し、男女合わせて15人が本選出場を決めた。本記事では、予選1日目、2日目を総括する。
◆8・5~7 関東学生個人選手権予選(夢の島公園アーチェリー場)
▼男子
薩摩――632点・23位
舘 ――630点・26位
山岡――605点・64位
平井――604点・65位
堀内――575点・91位
▼女子
福沢――621点・17位
脇 ――555点・63位
山科――532点・85位
木下――524点・90位
前田――495点・100位
小柳――494点・102位
滝澤――482点・105位
1日目は難しいコンディションでの試合となった。出場選手は平井葵(文3=洛星)のみ。激しい向かい風の中始まった50メートルラウンド。「向かい風で(射の)伸びが悪く何回も引き戻しをしたので、体力的にしんどかった」(平井)。序盤は目標としていた1エンド48点を下回る結果となった。しかしラスト3エンドで50点越えの射を連続で放ち、前半を278点で折り返す。後半の30メートルラウンド、前半の向かい風で体力を削られた平井は、クリッカーを前に動かすことにより、引く力を弱めても打つことができるよう臨機応変に対応。それが実り、後半は326点と巻き返し本選出場を決めた。
2日目は明大勢から11人が出場。選手たちが「アーチェリー日和」と口をそろえるほど連日の厳しい暑さは収まり、風も穏やかだった。今大会、光ったのは自己ベストを更新した福沢舞衣(文3=淑徳与野)だ。50メートルラウンド2エンドで40点台を記録し、初めはなかなか思うようにいかない展開に。それでも「ミスをした時の射こそチャンス」(福沢)と、うまく気持ちを切り替え、621点と自己最高点の結果となった。また、男子は薩摩定士(商3=東京都市大付)が惜しくも自己ベストには届かなかったものの、予選として上々の立ち上がりとなる632点を記録した。全日本学生個人選手権(以下、インカレ)出場を目標に70メートルに力を入れて練習してきた薩摩。「練習中、射形を見失うことがあったので調整したい」(薩摩)。明確になった課題を乗り越え、本選での活躍に期待がかかる。
次戦は今大会で上位に残った選手のみが出場できる本選だ。インカレへの切符を手にするため、今大会で確かな足がかりを得た選手たちは、さらにパワーアップした姿を見せてくれるだろう。
[井手満菜、森口絵美理]
試合後のコメント
薩摩
――試合を振り返って良かった点を教えて下さい。
「50メートル5、6エンド目でしくじってしまったのですが、切り替えて30メートルでしっかり当てられたので良かったです」
平井
――50メートルラウンドで点数が上がった理由を教えてください。
「今日(明大で)出ていたのが自分だけだったので、最初は緊張して自分の射ができていなかったように感じました。でも人と話すのが好きなこともあって、横の的の立大の方が話しかけてくれたのが良かったです」
堀内雄太(文3=明大中野)
――チーム全体の雰囲気はいかがですか。
「リーグ戦が70メートルに変わるのでまだ慣れていない部分もありますが、悪くはないスタートを切れていると思います。1年生がたくさん入部したのでこれからどんどん力をつけてほしいです」
舘柾臣(法2=N)
――試合を振り返っていかがでしたか。
「あまり気負わずに伸び伸び打てたので良かったと思います」
山岡大悟(文2=浜松北)
――試合前のルーティンを教えて下さい。
「体温を上げて体を動かせるようにしておくことと、試合前に集中する地盤をつくるためにパズルゲームをしています」
福沢
――試合全体を振り返っていかがでしたか。
「初めて練習通りに最後まで打ち切れた試合になったと思います」
脇真生(商2=桐光学園)
――今試合で意識していた点はありますか。
「緊張しないでいつも通り打とうと思っていました。実際、いつも通りに打てたので良かったです」
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