3-1で法大に勝利 決勝進出を決める/「アミノバイタル®」カップ

サッカー 2022.07.21

 

 AGFフィールドで行われた準決勝の相手は法大。前半は互いに譲らぬ展開もスコアレスで折り返す。後半では藤森の得点で先制し、直後に失点も福田、中村の2得点で突き放し3-1で決着。この試合での勝利により明大は夏の関東王座を懸け、国士大との決勝へと駒を進めることになった。

 


 決勝進出を懸けた大一番の相手は、関東大学1部リーグ戦前期で敗れた法大とのリベンジマッチとなった。目標である優勝に向けて負けられないこの試合に、指揮官は今季公式戦初出場の佐藤文をスタメンに抜てき。「誰が出ても遜色ないようなGKのトレーニングをしていたので、今日は純粋に文太(佐藤文太)が良かったからスタメンで使った」(栗田大輔監督)。試合開始早々、法大のリズムの良いパス回しの前にプレスがはまらずペースを握られる展開に。それでも粘り強い守備で徐々に明大ペースになる。38分には藤森が相手GKとの1対1の決定機を迎えるもセーブされる。互いに好機は作るも得点には至らず。両チーム無得点のまま後半へ進んだ。


(写真:ゴールを決め雄叫びを上げる藤森)


 後半には多くのゴールが生まれる。「前半は相手DFの背後への動き出しが少なかったので、GKの佐藤と藤森とでハーフタイムにそこを共有できて、すぐに先制点につながった」(福田)。後半5分、佐藤文のロングフィードに藤森が抜け出すと、ループシュートはゴールネットを揺らし待望の先制点となる。「文太さん(佐藤文太)と日頃からコミュニケーションを取っていたことがゴールにつながったと思う」(藤森)。しかしその直後に、相手にカウンターから得点を許してしまいすぐさま同点に。それでも「1点取られてまたスイッチが入った」(福田)。62分にゲームキャプテンの福田が豪快な一撃を決める。4年生としての意地を見せた一発で勝ち越しに成功する。また77分には途中交代の中村がワンタッチパスでのパス交換から流し込み追加点を決め勝負あり。「後半に佐藤恵允と中村を入れてギアを上げて、相手の運動量が落ちたとこを攻めようと最初から決めていた」(栗田監督)。戦術通りの試合展開を繰り広げ宿敵を撃破。決勝への切符を手にした。 


(写真:堂々のプレーを見せた佐藤文)


 決勝の相手は国士大。準決勝では駒大にPK戦の末、逆転勝利を収めた相手との試合になる。「相手もいつも以上の力を発揮すると思うので、細部においても決勝までにいい準備をして、勝利に向かってみんなでベストの状態で迎えることが大事だと思う」(栗田監督)。もちろん明大の目標は優勝。2019年以来の悲願達成に向けてチームは次戦での勝利を見据える。


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[石田聖]


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