上水が好記録も目標及ばず 悔しい5位に/東日本大学対抗選手権

ウエイトリフティング 2022.07.12

 団体3位以上を目標に掲げて挑んだ東日本大学対抗選手権。明大からは10人の選手が出場した。5月に行われた全日本学生個人選手権で表彰台入りを果たした上水良介(政経4=埼玉栄)が今大会でも89キロ級で優勝と結果を残す。しかし団体では5位。目標には届かず、課題を残した大会となった。

 

7・8~10 第50回東日本大学対抗選手権日大生物資源科学部体育館

55キロ級

深見 5位S95 J114 T209

深田 7位S86 J100 T186

61キロ級

坂口 5位S90 J120 T210

73キロ級

森本 8位S106 J135 T241

81キロ級

足立 5位S125 J150 T275

89キロ級

上水 1位S130 J168 T298

道畑 7位S116 J146 T262

102キロ級

川上 4位S144 J175 T319

109キロ級

木下 5位S126 J155 T281

+109キロ級

藤谷 3位S125 J163 T288

S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル

 

 大会初日、明大からは3人の選手が出場した。注目は5月の全日本個人選手権で1年生ながら表彰台に登った深見健(政経1=安曇川)。しかし上位の壁はまだまだ厚かった。結果は10人中5位。他の2人も表彰台には届かず。2日目以降に期待がかかる結果となった。

 

 初日の流れを挽回しようと臨んだ2日目。圧巻の記録を残したのは上水だった。スナッチは3本中1本のみの成功だったがそれでも1位。「かなり完成度が高くできた」(上水)とジャークは全て成功し、優勝とチームに貢献する結果をもたらした。そして今回藤谷柊主将(政経4=那賀)が上水と共にMVPに選んだのが足立涼馬(法3=舞子)だ。「調子は良くなかったが、試合でベストを尽くしてくれた」(藤谷)。本調子ではない中でも自身の力を最大限に発揮し、14人中5位。勢いづいたままバトンは最終日に渡された。

 

 団体の最終順位が決まる大会3日目。102キロ級では大会新記録が続々と更新される中、川上直哉(政経3=尼崎工)も食らいつく。自己新記録をスナッチでは4キロ、ジャークでは5キロも更新する大健闘。「これ以上ない試合で大満足」(川上)と確かな感触があった。最後に登場したのは主将の藤谷。ジャークは1本目を確実に取り2本目以降で記録を伸ばそうとするも作戦ははまらず。3位入賞と明大勢として優秀の美を飾ったが、「もっと高い表彰台に乗ることが目標」(藤谷)と慢心はしない。

 

 明大は目標の3位以内には及ばず悔しい総合5位という結果に。どの選手も口から出るのは課題点ばかりだった。チームはすでに全日本大学対抗選手権(以下、インカレ)に照準を合わせている。「後輩も育成して全体で記録を伸ばしたい」(藤谷)。チームの団結力がさらに深まる大会となった。

 

[高橋佳菜]

 

試合後のコメント

藤谷

――試技を振り返っていかがでしたか。

 「スナッチもジャークも良くなかったので、これから練習に励んで記録を伸ばしたいです」

 

――チームの雰囲気はいかがですか。

 「みんなが選手を応援するような良い雰囲気です」

 

上水

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「結果として(個人で)優勝できて良かったです。みんなのサポートのおかげで優勝できました」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「インカレでは全部優勝してチームに貢献したいです」

 

川上

――収穫はありましたか。

 「上位選手と接戦だったのは自信になったので、次は圧勝で優勝できるようにしたいです」

 

――次に向けて一言お願いします。

 「インカレでは表彰台を取りつつ、優勝を狙っていきます」


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