5年ぶり団体戦優勝! 昨年度の雪辱を果たす/第91回全日本大学総合選手権・団体の部

卓球 2022.07.10

 全日本大学総合選手権・団体の部(以下、インカレ団体)最終日は準決勝と決勝が行われた。決勝まで勝ち進み、相手は昨年度同じ決勝の舞台で敗れた愛知工大。宇田幸矢(商3=大原学園)、戸上隼輔(政経3=野田学園)ら超主力級選手がいる中でも、両者一歩も譲らず。5番手までもつれ込むも最後は手塚崚馬(政経2=明徳義塾)が決め、明大は5年ぶり、18度目の優勝を飾った

 

◆7・6~9 全日本大学総合選手権・団体の部(スカイアリーナ豊田)

▼準決勝

 〇明大3―2日大

▼決勝

 〇明大3―2愛知工大

 

 決勝トーナメントを順調に勝ち進み、迎えた準決勝。相手は前日に早大とのフルゲームの激闘を制し勢いに乗る日大。シングルスを二つ落とし、命運は5番手・宮川昌大(情コミ3=野田学園)に託された。1ゲーム目は相手の勢いにのまれ、落とすもその後は攻めの姿勢を崩さない。力強いフォアハンドで相手を圧倒。最後はフルセットまでもつれ込むも「踏ん張ってくれてよかった」(髙山幸信監督)と決勝に無事駒を進めた。

 

 昨年度の悪夢を払拭した。決勝の大舞台に出そろったのは明大、そして昨年度同じく決勝の舞台で敗れた愛知工大。1番手・宮川が惜しくも敗れ、1ゲーム奪われる。2番手には準決勝のシングルスで敗れた宇田。「シングルスにかける思いは強かった」(宇田)と流れをつかみまずは1勝を挙げる。つづくダブルスは今大会負けなしの宇田・戸上組。勢いに乗るかと思われたが「対策を完全にされていた」(戸上)と後手に回る状況に。なすすべなく、まさかの敗戦を喫した。4番手にはシングルス全勝の戸上。序盤リードするも、相手の攻めの姿勢に幾度となく窮地に立たされる。しかしダブルスで「やられたからにはやってやろう」と奮起。デュースにもつれ込む苦しい展開でも勝ち切り、3―0のストレート勝ちを決めた。優勝へ王手をかけた明大。ゲームポイント2―2の状況で5番手を任されたのは、今大会一度も出場していない手塚だった。それでも「いい試合をしてくれると思ったから任せた」(髙山監督)。最初から気迫のこもったプレーで愛知工大の田原に全く引けを取らない。力強い打球は卓上へと吸い込まれ、田原が反応できない場面も。苦しい体勢からでも粘りを見せる試合運びで流れを完全につかみ3―1で勝利。5年ぶりの王座奪還を果たした。

 

 宇田・戸上の両エースを春季関東学生リーグ戦(以下、春リーグ)の優勝メンバーに加え入れ、盤石の態勢で挑んだ今大会。チームを引っ張ったのはまさにこの二人だった。プレーで勢いづけさせ、愛知工大へのリベンジも果たした。春リーグを優勝し、グランドスラムに向けあと一つとなった明大。達成すれば、2016年度以来の快挙となる。卓球界の王者となるべく、秋はもう一段階強くなった紫紺たちを見られるに違いない。

 

[新谷歩美]

 

髙山監督

――今大会を振り返っていかがでしょうか。

 「宇田、戸上も加わってリーグ戦とは違って選手層も厚くなりました。正直誰を使うかはいい意味で悩みましたが、きちんと一人一人が勝ってくれたのでそれがよかったと思います」

 

――試合が終わった後、少し涙ぐんでいました。

 「年を取ると涙もろくなって。久しぶりの優勝でしたから。3年前、ベスト16で負けたのでここで勝てたというのはうれしかったです。昨年度は決勝で負けて、より優勝のうれしさは増したという感じです」

 

宇田

――今大会を振り返っていかがでしょうか。

 「自分自身団体戦をあまり経験することがなかったので団体戦ならではの戦い方というのを一番学ぶことができたのかなと思います」

 

――今後の意気込みをお願いします。

「今後はパリ五輪を目指してやっているので選考は勝ち抜かなかなければいけないというのと世界ランキングもトップ20には入れるように頑張っていきたいです」

 

戸上

――今大会を振り返っていかがでしょうか

 「大会の序盤が、あまり自分のプレーができてなくてずるずると不安を持ちながら試合をしていました。ですが準決勝からも調子がよくなってきて、自分のプレーができるようになったのはよかったと思います」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「今回団体戦で優勝することができて、世界選手権の団体戦も控えているのでそれに向けて少し自信がついたかなと思います」


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