岡がレディースクラス優勝 悔しさが原動力に/湘南選手権

ボードセーリング
2022.07.06

 6月11日、12日に材木座海岸で湘南選手権が開催され、レディースクラスで岡朋加(情コミ3=日大藤沢)が優勝を果たした。2日目の第1レースで崩れかけたが、課題であったスタートへの意識が今回の結果へとつながった。


◆6・11~12 湘南選手権(鎌倉市材木座海岸沖)

▼レディースクラス

 岡――1位

 堀越――18位

 戸田――19位


 悔しさが優勝への原動力となった。今大会前に出場したNational Team選考会、ヒメノカップでは悔しい結果で終わっていた岡朋加(情コミ3=日大藤沢)。「悔しさだけを思い出して練習していた」と、今大会に向けて練習を積み重ねてきた。


 初日は、得意な微風の中、課題としていたスタートで有利な位置から出ることを意識し、好成績を収める。2日目も得意な中風・微風の中でのレースだったが、第1レースでスタートに出遅れた集団に巻き込まれる。その結果、全体60位という望ましくない順位での入りに。しかし、そこで崩れることなく、原因を分析して気持ちを切り替えた。第2レースではスタートを修正し、全体29位というレディースクラスでは1位の成績を収め、トップの選手と僅差で最終レースを迎える。そのような状況でも「勝つことより、自分のコース取りを意識していた」と、落ち着いて臨むことができた。その結果、終盤でメンズとレディースを含め10人以上を抜き去り、逆転優勝を決めた。

(写真:優勝を果たし、表彰台に上がる岡)


 優勝という結果にも、「この大会だけにならないように、良い成績を残し続けたい」と、満足した様子は見えない。その背景には、昨年度からのレディースを盛り上げたいという目標がある。今大会をきっかけにレディースが一丸となり、その目標を達成してみせる。


[倉田泰]

 ※写真はボードセーリング部提供

試合後のコメント

――今大会で良かった点についてお願いします。

 「前回の大会での反省を活かして、一本一本集中してスタートができたことです。あとは、スタートが上手くいかなくても、自分でリカバリーができるようになったことが良かったです」


――今大会で得た課題についてお願いします。

 「自分が得意としていない風でも、他の人と戦えるかが課題です。あとは、まだまだスタートも課題だと思います」

 

――今後の目標をお願いします。

 「このような結果を残したからには、勝ち続けることが大事だと思うので、この大会だけにならないように良い成績を残し続けたいです。また、関東支部予選とインカレで表彰台を目指せるようにやっていきたいと思います」