京産大に1点及ばず 2年ぶりの王座はベスト16で閉幕/全日本学生男子王座決定戦

アーチェリー 2022.06.21

 1点に泣いた。関東学生1部リーグ戦を5位で終え、2年ぶりに挑んだ全日本学生男子王座決定戦(以下、王座)。予選ラウンドは13位で通過したものの、決勝トーナメントでは初戦で激闘の末京産大に惜敗。ベスト16で幕を閉じたが、来年度へと期待を感じさせる大会になった。

 

◆6・18〜19 全日本学生男子王座決定戦(つま恋リゾート彩の郷第一多目的広場)

▼明大――ベスト16

 

 まずは1日目、各チーム4人が72射を放ち上位3人の合計得点で順位を競う予選ラウンド。競技開始前から雨が降り続け、後半には風も強く吹きつける難しいコンディションの中でも「工夫しなければいけないところは多かったが、柔軟に対応できた」(薩摩定士・商3=東京都市大付)。王座独特の緊張感にも打ち勝ち、合計1725点の13位で予選を突破。「関東5位で王座にきたと考えると順当以上の結果だと思う」(矢野月海・法2=新島学園)と納得の結果で1日目を終えた。

 

 

(写真:悪天候の中戦い抜いた小坂)

 

 迎えた2日目。各セット3人がそれぞれ2射を放ち、その合計点で1セット2ポイントを奪い合うオリンピックラウンド形式で決勝トーナメントが行われた。初戦の相手は京産大。「合計6射だと相手も50点程度しか取れないと思うので、自分たちにも勝てるセットはあると思う」(矢野)。予選ラウンドを4位で通過した格上相手の一戦となったが、1射への集中力を高め勝利を狙った。試合は第1セットこそ落とすも、第2セットでは同点、第3セットでは薩摩が2射連続で10点に的中させるなど流れをつかみ2ポイントを奪取。同点で最終セットへと臨んだが、1点差でセットを落とし3―5で惜しくも敗れた。目標としていた王座の舞台で格上相手に激闘を演じたものの、勝利へはあと一歩及ばなかった。

 

 

(写真:京産大戦で2射連続で10点を獲得した薩摩)

 

 〝王座で1勝〟の夢は次世代へと受け継がれた。「1点差で負けた今日のことは反省して、来年以降頑張ってほしい」(小坂悠真・商4=佐倉)。今大会では薩摩、矢野、大本創太(営3=東京都市大付)ら3人の3年生以下の選手が出場し、王座の雰囲気を味わった。「目標とする舞台はこんなものなんだというイメージができたと思うので、自分の経験を部に還元しながらレベルアップしたい」(薩摩)。1点に泣いた悔しさを糧に、来年度こそは王座での勝利を目指す。

 

[土屋秋喜]

 

試合後のコメント

小坂

――大会を振り返っていかがですか。

 「最近は調子があまり良くありませんでしたが、今回は出場できてうれしかったなと思います。その中でどうにか頑張って仲間の支えもあって、良い雰囲気で乗り越えることができてすごく楽しかったですし、充実した2日間だったと思います」

 

――王座での勝利に向けて、後輩たちにはどんなチームになってほしいですか。

 「やはり底上げが大事だと思います。明治は未経験者を育成して全国大会出場を目指しているのですが、その中で粒ぞろいというか、強い選手は何人かしか出てきていないので、リーグ戦に出る8人だけではなく9人目、10人目と全体的に強いチームを目指してほしいと思います」

 

薩摩

――最後は1点差で敗れてしまいましたがいかがでしたか。

 「自分は3人目で5、6射目だったのですが、試合の展開として1セット取られてから引き分けて、取り返してと流れが良かったので、第4セットの5射目はしっかりと当てることができました。ただ6射目が、前のセットで20点取っていたこともあって緊張してしまって(笑)。足の震えも止まらなくて狙いも定まらなかったという感じだったので、まだまだ自分の精神力と射型の技術不足を感じさせられました。そこをこれから1年練習に励んで、来年こそ今回は取れなかった1勝を取れるように頑張りたいです」

 

大本

――これからは最上級生として引っ張っていく立場になりますが、意気込みはいかがですか。

 「今年は思うような結果が出なくて、2日目は出ることができなかったので、来年は自分たちの代ということで、選手として2日目にも出場できるようにというのはもちろん、点数面でも精神面でも成長してまたこの舞台に帰って来たいと思います」

 

矢野

――初めての大舞台でしたが、2日間を振り返っていかがでしたか

 「自分の力は出し切れたというか、チャレンジしていたことを王座の舞台で出し切れて、そういう部分では良かったかなと思います」


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