日大に勝利 春季大会を3位で終える/第11回関東大学春季大会Aグループ

ラグビー 2022.06.20

 ついに迎えた関東大学春季大会Aグループ(以下、春季大会)最終戦・日大戦。大量得点で勝利を飾ったものの失点も多く、特にディフェンス面では課題の残る試合に。この結果明大は春季大会を3位で終え、5月から続いた春の公式戦は幕を閉じた。

 

◆6・19 第11回関東大学春季大会Aグループ(日大稲城グラウンド)

▼対日大戦

 〇明大66{3517、3126}43日大

 

 「東海大戦では入りから自分たちのプレーができなかったので、入りから相手を圧倒しようと話をした」(ゲームキャプテン・左プロップ中村公星・情コミ4=国学院栃木)。その言葉通り、試合の立ち上がりから相手のペナルティーを誘い明大ペースで試合を進める。前半9分には敵陣ゴールライン付近で攻撃を重ね、ラックから出したボールを後ろから走り込んできた右プロップ為房慶次朗(文3=常翔学園)が受けて先制トライを決める。続く前半13分には、敵陣22メートルライン付近でのマイボールスクラムからボールをキープし前進させ、出したボールを右フランカー福田大晟(商2=中部大春日丘)がそのままグラウンディング。「普段はあまりトライをしないキャラだが、トライできて良かった」(福田)。しかしそう簡単に圧倒できる相手ではない日大。「ノミネートができていなくて外を余らせてしまった」(スクラムハーフ萩原周・商3=大阪桐蔭)。前半18分、相手のBK陣にディフェンスのスキを走られトライを許すとそこからはお互いに取っては取り返す展開に。明大は3トライを許してしまい、前半を35―17で折り返す。

 

 前半とはうって変わって、後半の立ち上がりは明大にとって苦しい時間となった。福田や右センター山村和也(商1=報徳学園)が大きくゲインするシーンもあったが、ゴールライン手前でペナルティーを取られ得点につなぐことができず。そして後半9分には日大に後半最初の得点を許してしまう。「後半もいい入りにしようとしていたが日大のペースになってしまった」(福田)。このまま勢いにのまれるわけにはいかない明大。俊足のルーキー・山村の見事なランから、左センター廣瀬雄也(商3=東福岡)、池戸将太郎(政経3=東海大相模)へとパスが渡りそのままグラウンディング。華麗なトライを皮切りに、明大の反撃が始まるかと思われた。しかしやはりトライの取り合いに。「相手のフィジカルが強く、勢いのあるアタックをしてきてそれに対して引いてしまった」(中村)。後半33分には「前半あまりボールを触れなかった」という右ウイング秋濱悠太(商2=桐蔭学園)が会場を沸かせた。齊藤誉哉(文4=桐生一)からの飛ばしパスを受けて相手をかわしながら走り切りトライ。「前の状況をよく見て相手のディフェンスが空いていたので、自分で判断して持っていった」(秋濱)。試合終了間際には日大に追加点を献上するも、明大は逃げ切って勝利。最終スコア66―43でノーサイドの笛が鳴り響いた。

 

 今試合は白星を掴んだものの、多くの選手が口にしたのはディフェンスの甘さ。「ディフェンスが継続できないときに簡単なミスが多かった」(右ロック武内慎・商4=石見智翠館)。春季大会唯一の敗北を喫した東海大戦や、先週の同大戦でも同様の課題を口にする選手が多かった。タックルミスや、コミュニケーション不足などのディフェンス面での課題。これは春シーズンの大きな収穫だろう。

 

 日大戦をもって明大は春季大会の全試合を終え、3位という結果に終わった。「勝てて良かった試合もあったが負けて学んだことも多かった。自分たちの今の立ち位置を知れた」(齊藤)。春に得た自信と悔しさを糧に、秋にはパワーアップして大暴れしてくれるに違いない。さらに強くなった明大ラグビー部に期待して、少しの間待っておこう。

 

[豊澤風香]

 

試合後のコメント

中村

――スクラムの出来はいかがでしたか。

 「相手の方がまとまっていて、一つカウンターをくらって押されてしまったので修正しないといけないです。まだまとまり切れてなかったというのが今日のスクラムの評価です」

 

武内

――春シーズン1番印象的だった試合を教えてください。

 「同志社大との試合です。久しぶりにAチームのスタメンでした。80分出たんですけど、春課題にしていたタックルで体を張って、しっかり前に出れるようになってきたので大きな収穫があった試合でした」

 

福田

――試合全体振り返ってみていかがでしたか。

 「アタックはとても良かったですが、ディフェンスで一発で抜かれてしまったことも多かったです。BKとFWのつながりの中で、コミュニケーション不足があったので修正していきたいです」

 

萩原

――アタックの出来はいかがでしたか。

 「ミスもありましたが、一人一人が前に出てしっかりアタックできていました。また結末も取り切れたことは良かったです」

 

秋濱

――試合全体を振り返ってみていかがでしたか。

 「前半は先制点が取れて良かったですが、BKがタックルをミスして取られるというのが何本も続いたので、そこは課題として上がりました」

 

齊藤

――春シーズンで成長した点を教えてください。

 「まず帝京大に勝てたことがチームとしていい材料だと思います。ただその後の東海大戦で、ああいった形で負けてしまったのが自分たちの甘さだったのでそこは修正していきたいです」

 


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