明大アスレチックマネジメント ファンミーティング開催

競走 2022.05.29

 5月28日、大手町サンケイプラザにて「一般社団法人明大アスレチックマネジメント」(以下、MAM)のファンクラブ会員が参加するファンミーティングが開催された。

 様々な地方から約30名のファンクラブ会員が一堂に集まり、会員同士だけでなく社団理事の方々や競走部選手とも交流を深めていく光景が見られた。

 社団理事からの挨拶で始まり、西山春文副学長や中川秀一部長、園原健弘総合監督らが改めて社団設立の意義や今後の展望、ファンの方々への思いなどを語った。

 そして社団理事としても関わっているプロランナーの谷川真理さん、山本佑樹駅伝監督、競走部OBである鎧坂哲哉選手(平24営卒・現旭化成)を交えてメインイベントであるトークショーを実施。中川部長や西山副学長、谷川さんからはスポーツを通した社会貢献の意義について、山本駅伝監督からは現在のチーム状況や駅伝シーズンに向けての意気込みなどが語られた。鎧坂選手は現在の競走部の雰囲気に加え、マラソンランナーとしてパリ五輪に向けた目標などを話し、会場を盛り上げた。

 鎧坂選手に会の終了後、オファーを受けた時の気持ちなどを聞くと「素直なところだと『何をするんだろう』という感じでした(笑)。会場に来ても『何をすればいいんだろう』という感じでしたが、質問されたことに答えるということで、あれこれ考えずに喋った感じでしたね(笑)」と笑顔で話した。

 

 ファンからの質疑応答の場では「遠征費などをどう工面しているのか」「競走部から我々ファンクラブに期待することはあるか」など、競走部の現状について質問されると同時に、会に参加した富田峻平(営4=八千代松陰)に「関東インカレで三浦龍司選手(順大)と一緒に走られたと思うんですが、三浦選手をどう思ったかについて教えてください。また特に走りの中で意識してることがありましたら教えていただけると幸いです」と選手個人に質問し、競技への姿勢などを直接聞くファンの姿も見られた。

 

 今回は富田だけでなく鈴木憲伸(営4=明大中野八王子)、濱西諒(文4=履正社)も参加し、ファンの前で関東インカレの感想などを語った。

 会終了後、選手たちからは「MAMが立ち上がった意義みたいなところを改めて感じると共に選手も頑張らないといけないなと感じました。日頃から感謝を忘れずにこのまま頑張りたいと思います」(鈴木)。「こういう会を通して多くの方に支えられているんだな、ということを実感しましたし、応援されている分しっかり結果を出していかないといけないなと思いました」(富田)。「こういう貴重な会を開いていただいて、選手も応援してもらえるからこそ頑張れるというところがあるので、日々支援をいただいている紫交会もそうですし、ファンの方々へもしっかり感謝の気持ちを持って今後も取り組んでいきたいなと思いました」(濱西)など、応援してもらっていることに改めて刺激を受け、競技を頑張りたいとする思いを聞くことができた。


 MAM設立後初となるイベント開催。序盤は少し堅い雰囲気が続くも、トークショーや選手たちの話の中で、会場で笑いが多く起こるようになり明るい雰囲気で幕を閉じた。ファンからも好評で選手やサポートに来たマネージャー陣からも次回以降のイベントに関する意見が多く出ている。乞うご期待だ。

 

園原総合監督からのコメント

――ファンミーティングを振り返って。 

 「事業としては最初の事業だったのでどういうかたちになるか分からなかったんですよね。やっていくなかで課題が見えてくるかなという感じでファンの皆さんに喜んでもらえるのか、とかご迷惑になるのではないかという気持ちもあったんですけど、やっぱりやってよかったと思いますね。また、参加した学生も非常に刺激を受けたようなので学生にとっても刺激の多い場だったのかなと思います。

 SNS上だと顔も見えませんしハンドルネームなので、昨日初めてお会いして『この方がいつもコメントくださっているんだ』ということをリアルで感じて、その言葉にさらに温かみを感じるというか勇気をもらえました。今回1年生のマネージャーが中心となって来てもらったんですけど『明治大学について、競走部について学ぶことができました』という声が出てました。我々も西山副学長のお話を伺う機会もあまり無いので、そういう場を設けられたのも競走部内的にとても良かったですね。学校のトップレベルの方から体育会について聞くことはないので。色んな立場の方が参加していただいて本当にありがたいです」

――今後こうしたイベントを継続的に行うことについてはどうお考えですか。

 「社団を立ち上げた意義である“大学スポーツについて考える”ことを全員で語り合いたいと思ってトークショーも行ったんですけど、スポーツがあることによって多くの方と繋がりを持てるというのがとても重要なことだと思うんです。箱根駅伝、明大競走部ということがなければ、繋がることがなかった人たちが一堂に会している。それだけでもスポーツの価値があると感じているので。ただファンクラブ会員も九州や東北の方もいらっしゃるので、そういう物理的な制限があるんですけどやはり双方向でコミュニケーションをとれる場は大事だなと再認識しましたね。(今後のイベントについても)計画はありますし、やりたいという希望もたくさんあります。これから実行部隊を整備して社団側の体制も整えていきながらできるだけ大きいこともやっていきたいなと思いますね。コロナ禍が明けたら立食パーティーみたいなことを多くのファンクラブ会員の方を招いて、選手も呼んでやっていきたいなと思ってます。関東インカレ直後の今がタイミング的に一番いいと思っているので、定番化できればと思います。

 学生側、濱西の方からも『次回はこういうことしてみたらどうですか』とか『学生側にもたくさん話しをさせてください』などの意見が出ていて、学生側も積極的に関与してくれているので嬉しいですね。

 会員さんだけでなく、校友会やサポート募金へ寄付してくれる方々、スポンサー企業など多くのステークホルダーの方がいらっしゃるので、そういう方にリアルの場で何かお返しできればなと思います」

――ファンの方々へ向けて一言お願いします。

 「日頃から寄り添ってくれる気持ちというのは本当に伝わってくるので、選手にとっては一人でも寄り添ってくれれば大きい力になるということを実感してそれがパフォーマンスに直結しているのは明白です。選手並びに競走部全体を応援していただき、ファンの方々にも応援することが生活の中で楽しみになっていければいいなと思います」


以下、会終了後に聞いたファンからのコメント

 「貴重な機会を頂いたなという感じです。明大OGなんですけど、もともと鎧坂さんが好きで在学中から競走部が好きなんです。スポーツ以外にも学業とか地域貢献とか、いろんなことを考えて日々やってらっしゃるんだなとすごい感じたので引き続き応援したいなと思いました」

 「始めてこういうイベントに参加したんですけど、是非これを継続的に続けていただきたいです。選手の応援だけしていても一方的になってしまうので、こうした双方向的な関わりが増えていくと応援しに行った時に熱が入りますし。話に出ていたグラウンドの見学会とかも実施していただければどんどんこれからも参加したいと思っています。もちろん選手たちの負担にならない範疇で」

 「部の内側の話というか、お金の事やスカウティングのことなどそのあたりは普段は知ることができなかったのでそういったところを知ることができて、ますます支援の必要性みたいなところは感じました。寄付の方だったりとか、そういったところを継続してこちら側もやっていかないといけないなと思いましたね」

 「大学生の凄さというのがよく分かりましたね。加えて大学スポーツがどれだけやっていくのが大変なのかというのも知ることができました」

 「今後たくさんのOB、OGの方を呼んでいただいて、OBと現役選手との対談みたいなことを期待したいです」

 

[書き手:金内 英大]


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