慶大に敗北 春季リーグ戦を4位で終える/東京六大学春季リーグ戦
1勝1敗で迎えた慶大3回戦。明大は、1回戦で完投した近藤吏矩投手(営2=札幌一)が先発した。しかし、序盤から慶大にリードを許す展開に。終盤に粘りを見せたものの、4-10で敗北。春季リーグ戦を4位で終えた。
◆4・2~5・25 東京六大学春季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼5・24 対慶大3回戦(明大内海・島岡ボールパーク)
明大4-10慶大〇
慶大戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
明大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
1 |
0 |
4 |
慶大 |
1 |
0 |
1 |
1 |
5 |
2 |
0 |
0 |
× |
10 |
序盤から慶大打線に捕まった。近藤は安定感が影を潜め、4回3失点で降板。5回裏からは救援陣にマウンドを託したものの、慶大打線を止めることはできず。救援陣だけで7失点と課題が露呈した。打線は6回まで1点に抑えられていたものの、終盤に意地を見せた。9点ビハインドで迎えた7回表、安打と四球で好機をつくると、4番・永井克樹外野手(営4=広陵)の適時打などで2点を返す。8回表には吉原瑠人捕手(法2=仙台育英)の適時打で、さらに1点を返した。しかし、反撃もここまで。「走者が出ても1、2点しか取れなかった」(元雄立主将・文4=東北)。併殺打が3本と、好機で凡退する場面が目立った。
慶大戦での勝ち点を逃し、春季リーグ戦は4位と悔しい結果に。3戦目までもつれることが多い中、3戦目で勝ち切れない試合が多かった。また、主砲・田村陽大内野手(農2=花巻東)がケガにより無念の離脱。出場3試合で2本塁打を放っていただけに、チームにとって痛すぎる離脱となった。
ただ、今後に向けて光が見えたリーグ戦だった。上井健太朗投手(農3=札幌一)は2完封、近藤は防御率2.58と、先発二本柱が結果を残し、昨年度のエース・高島泰都(令4法卒)が抜けた穴をしっかりと埋めた。打撃陣では、吉原がリーグ2位となる打率.358を記録。今季から遊撃手のレギュラーに定着した金澤永輝内野手(法3=花巻東)は、全試合に出場し、リーグ最多の19安打をマークした。さらに、宇津木一朗内野手(営2=川越東)、安藤朗内野手(政経2=日大二)など新たな戦力が台頭。激化する内野手争いに名乗りを上げた。
一方で、投打でさまざまな課題が見つかったが「課題が多く見つかったのが収穫」(元雄)とプラスに捉えた。明大が目指すのは優勝のみ。今リーグ戦で得られた課題を克服し、秋季リーグ戦で雪辱を果たしてみせる。
[佐野悠太]
試合後のコメント
元雄
――リーグ戦でのシーズンを通しての収穫はどのような点ですか。
「上井と近藤という昨年度あまり投げていなかった2人が出てきたというのと課題が多く見つかったことが収穫です」
――秋季リーグ戦に向けて一言お願いします。
「秋は入学してからまだ優勝していないので、優勝に向けて頑張ります」
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