早大に快勝 強豪筑波大と接戦繰り広げる/関東学生1部リーグ戦

水泳(水球)
2022.05.23

 真夏さながらの強い日差しに照らされたこの日、明大は早大戦・筑波大戦の2試合に臨んだ。早大戦は、先制を許すもその後安定した強さを見せつけ快勝。続く筑波大戦は、強豪相手に接戦を繰り広げ、惜しくも引き分けに終わった。

 

◆5・14~6・12 関東学生1部リーグ戦

▼5・22 対早大戦(日体大健志台プール)

 〇明大14{4―1、3―2、1―2、6―3}8早大

対筑波大戦(日体大健志台プール)

 明大9{3―2、2―2、2―1、2―4}9筑波大

 

 ここまで2勝2敗で迎えた第5戦の相手は早大。試合開始直後、早大に先制点を決められてしまう。しかし、すぐさま太田竜浩(商4=明大中野)がチーム1点目を決め、その流れのまま越智大介(理工2=明大中野)が連続でポイントを奪った。第2P、第3Pではなかなか点の入らない状況が続いたが、最終第4Pで大きな動きを見せる。太田、越智を中心に6得点をあげ、大きくリードし勝利した。

 

 続いて行われた第6戦の相手は筑波大。「強豪と言われる筑波大相手に、序盤から押されることなくいい展開で先制できた」(越智)。チーム1点目を決めたのは渡邊十雅(政経2=明大中野)。その後太田が2連続得点を挙げ、第1Pを制した。強豪相手に果敢に挑み、2点をリードし迎えた第4P。「欲を言えばそのまま勝ち切りたかった」(越智)。林大悟(営2=千葉敬愛)が前半で2得点を決めるも、負けじと筑波大も追い上げる。立て続けに得点を取られ、ついに同点にまでつけられた残り3秒。越智が最後の1本に懸けてシュートを放つも決まらず、引き分けに終わった。それでも「最終的には引き分けたものの、いい試合ができた」(林)と確かな手応えを感じている。

 

 この日、2試合合わせて7得点を挙げる活躍を見せた越智。「もう少し点を決めてチームに貢献できたのではないかと思う」(越智)と謙虚に語った。「2試合の疲労感は大変なものだったが、お互いのミスをカバーしあい、疲れがありつつも戦い切れた」(林)。体力的にとても過酷なこの連戦を戦い抜いた明大。次の試合は28日、日体大との対戦だ。ここからさらに力を発揮し、確実に勝利を重ねていきたい。

 

[増田杏]

 

試合後のコメント

越智

――今日の試合で良かった点また課題だと感じた点はなにかありましたか。

 「今日の試合で良かったところは、1日に2試合あるなかで、みんなしっかり最後まで泳げたところです。課題と感じた所は、ディフェンス面です。無駄な失点が少しあったように思います」

 

――ここまで6戦を終えましたが、ここからの意気込みをお願いいたします。

 「今日の結果でおそらく5位通過になります。ここで終わりではなく、5位以下のトーナメントでしっかり勝ち切って、今取れる最高順位の5位という順位をしっかり取りに行きたいです」

 

――どんな試合展開にしようと話し合いましたか。

 「全体を通して言えるのは、前半リードを取られないような試合展開をしていこうということです。そこから後半勝ち切るという試合運びを理想にしながら試合に臨んでいました」

 

――今年のチームはどんなチームですか。

 「雰囲気がすごくいいです。前回の試合の前にも、みんなで声を出して元気よくやろうと話しました。試合が競って盛り上がっているときに、雰囲気のいいチームだといい状況になるということがよくあります」