春季リーグ戦初黒星 中大に力負け/春季関東学生1部リーグ戦
開幕5連勝で迎えた春季リーグ第6戦は強豪・中大と激突。勝てば優勝が確定する、運命の試合。終始チームとしてはリードを奪うことはできず。相手の猛攻に防戦一方となってしまった。そのまま最後まで試合の流れをつかみ切れず1-4で今季リーグ戦初黒星を喫した。
◆5・11~15 春季関東大学1部リーグ戦
(所沢市民体育館他)
▼5・14 対中大戦 (代々木第2体育館)
明大1―4中大○
出場校の中で唯一5戦目まで全勝中の明大。第1試合は宮川昌大(情コミ3=野田学園)が出場した。第1ゲームを奪われ、相手を追う展開で迎えた第2、3ゲーム。粘りを見せた宮川はセットを連取し勝利に王手をかける。しかしその後追いつかれるとゲーム終盤にミスが目立ち、最終ゲームを接戦で落とした。
その後出場の手塚も立て続けに敗北し、中大に2点先制された状況で登場したのは、今大会、明大で唯一シングルス全勝を記録している松田歩真(商2=野田学園)。苦手な戦型であるカットマンと相まみえる。長いラリーが続き、強く打った球が何度も返される場面も多かった。それでも「気持ちで踏ん張ることができた」と一進一退の攻防が続いた熱戦を制した。
3試合中1勝という雲行きが怪しい中、ダブルスで流れを変えられるか。宮川・山本歩(商2・出雲北陵)組は2ゲームを連続で獲得し、勝利の目前まで迫る。しかし第3ゲームから相手の猛攻を受け、最終ゲームまで自分たちの流れに引き寄せることができなかった。その流れのまま第5試合に川村大貴(政経4=遊学館)を迎える。昨年度の関東学生選手権王者である浅津(中大)を相手にストレート負けを食らい、試合終了。前大会王者の意地を見せることができなかった。
最終戦の相手はさらなる強豪・専大。しかしまだ優勝の可能性は残っている。「全力で戦い、勝って終わりたい」(宮川)。伝統ある紫紺の戦士たちは最後まで前を向いて戦い続ける。
[七海千紗]
試合後のコメント
髙山監督
――中大が山場と仰っていましたが、その通りでしたか。
「単複どちらも出ていた小野寺、浅津の2人に誰かが勝たなければいけなかったと思います。作戦を立てることも必要でしたが、これが今の自分たちの力です。今までは奇跡的に5連勝できていましたが、逆に5連敗していてもおかしくない状況でした。最後まで踏ん張れなかったところが敗因です」
――最終戦への意気込みをお願いします。
「まだ優勝の可能性は残っているので、最後まで元気のある自分たちらしい試合をしたいです。最終戦は勝って、有終の美を飾りたいです」
宮川
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「自分が単複で2連勝しないとチームの勝利が厳しい状況の中、どちらも負けてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです」
――攻められて苦しい場面が多かったですが、どのような心境でしたか。
「単複のどちらも、リードしているところから逆転されたので、相手が思い切り来ている中、自分の気持ちが足りなかったと思います」
松田
――試合で一番苦しかったのはどのような場面ですか。
「相手はとても粘りのある選手で、点差がついた場面でも最後の一球まで諦めずに付いてきたので、そこがとても苦しかったです」
――松田選手だけが勝利を収めたことについてはいかがですか。
「個人的には勝つことができて良かったのですが、チーム全体で勝つことを目標にしていたので悔しいです」
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