春季リーグ開幕! 2連勝で白星発進/春季関東学生1部リーグ戦

卓球
2022.05.12

 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった春季関東学生1部リーグ戦(以下、リーグ戦)がついに始まった。初日の相手は法大と駒大。リーグ戦経験者が1人もいない中、下級生を中心に勝利を積み重ね、開幕2連勝を飾った。

 

◆5・11~15 春季関東学生1部リーグ戦(所沢市民体育館他)

▼5・11 対法大戦、対駒大戦(所沢市民体育館)

 〇明大4―2法大

 〇明大4―2駒大

 

 厳しい戦いだった。リーグ初戦、法大に対して単複ともに出場した宮川昌大(情コミ3=野田学園)。1番手を任されるも、対戦相手は同校出身の後輩で「お互いに手の内を知っている状態でやりづらかった」。左腕から繰り出される力強いフォアハンドで得点を積み重ねるも、自身のミスによる失点もまた重なってしまう。最後はフルゲームまでもつれ込むものの、あと一歩及ばず。悔しい敗戦となった。それでもこの試合は2年生を中心にシングルスで勝利し、4-2でチームは幸先の良いスタートを切った。

 

 この日、2試合目の相手は駒大。1番手は法大戦でエース・蘇(法大)相手にストレート勝ちと調子の良い松田歩真(商2=野田学園)。「最初から最後まで向かっていく気持ちを大事にした」と序盤から強気のプレーを展開していく。コースの打ち分けもさえ渡り、この勝負をストレートで勝利する。その後、2番手の平賀龍生(文2=明豊)が惜しくも敗北すると、1-1の場面で今大会白星のない宮川。「負けたのはすごく悔しかったが切り替えられてよかった」(宮川)。カットマン相手に試合をうまく組み立てると、点差を大きくつけストレートで勝利を勝ち取った。続くダブルスは法大戦と同じく宮川・山本歩(商2=出雲北稜)組。逆転勝ちを許すゲームがあったものの「自分たちが絶対に勝つという気持ちが相手を上回った」(山本)とフルゲームの激闘を制し、明大に軍配が上がった。その後は時間の都合により、同時進行で始まったシングルスで一勝。4-2で初戦は幕を下ろした。

 

 まずは二つの勝ち星つかみ取った明大。明日の相手は筑波大、日体大とまたしても連戦となり、負けられない戦いが続く。「一戦一戦全力の卓球で頑張るしかない」(髙山幸信監督)。王座奪還に向け、求められるのは全勝。今日出た課題を修正し、まずは明日の試合に勝利して弾みをつけたい。

 

[新谷歩美]

 

試合後のコメント

髙山監督

――今年度3年ぶりの春季リーグの開催はいかがですか。

 「やはり2年間ないと負けた時の記憶というか悔しさが一旦薄れてしまうと思います。ですが開会式が終わった後にそういえばここで専大とやって最後セットオールのデュースで負けたなと思い出しました。もう一回王座奪還という形で臨みたいです」

 

――この後の4日間はどのように挑もうと考えていますか。

 「明治という大学とやると、他の大学は勝ちたいと思うし、宇田(幸也・商3=大原学園)と戸上(隼輔・政経3=野田学園)がいないから勝つチャンスはあると他の大学に思われます。その中で伝統ある大学として全力を尽くして優勝に近づきたいです」

 

宮川

――駒大戦のダブルスは苦しい展開でした。

 「今日負けて明日もう1回やるのと今日勝って明日を迎えるのとでは全く違うと思ったので、どうしても勝ちたいと思って頑張りました」

 

――明日への意気込みをお願いします。

 「明日も2試合あるので、その2試合を必ずシングルスもダブルスも勝って、チームも勝てればいいなと思います」

 

松田

――明日への意気込みをお願いします。

 「今日は連勝できたのですが、明日からもっと厳しい戦いが続くと思うので気を抜かずに、個人としても団体としても全勝で大会を終われるようにしたいです」

 

山本

――シングルスは全勝でした。

 「ダブルス1試合目負けてそこで思い切ってプレーすることができてそれが勝ちにつながったと思います」

 

――今日の試合の総括をお願いします。

 「今日ダブルス1敗でシングルスは4勝0敗だったのでシングルスは明日このままいって、ダブルスは負けた試合しっかり反省して明日につなげていきたいと思います」