1年生が勢ぞろい 酒井が8強で敢闘賞/東日本学生新人選手権
期待の新人力士たちが勢ぞろいだ。1年生が入学して初めての大会。緊張感のある中で行われたが、酒井真幸(政経1=埼玉栄)が8強入りと活躍を見せた。
◆5・7 第73回東日本学生新人選手権(靖国神社相撲場)
▼酒井――ベスト8
西原――ベスト16
平田――予選2回戦敗退
脇田――予選1回戦敗退
小雨の降る中開催された今大会。明大は1年生4人を送り込んで臨んだ。先陣を切ったのは酒井。得意の突き押し相撲で快勝すると、その後登場した西原貴瑛(政経1=報徳学園)、平田聖真(政経1=文徳)も緊張感の中で勝利をつかんだ。西原は予選2回戦でも粘りの相撲で長い取組を制し、酒井とともに本選に進んだ。
中でも特に輝いていたのは酒井。本戦1回戦の相手は埼玉栄高時代の同期だった。「思い切りいった」と速攻で相手に土をつけ、ベスト8に駒を進めた。突き押し相撲を貫き、破竹の勢いで勝ち進むが、快進撃もここまで。2回戦では相手にいなされ突きが届かずそのまま送り出しで土俵の外へ。「もう少し手を伸ばしていたら結果は変わっていたかもしれない」。悔しい敗戦となった。
明大のこれからを担う新人たち。それぞれが口をそろえて「(団体戦の)レギュラーになりたい」と決意を語った。今後さらに力をつけて躍動するに違いない。
[西田舞衣子]
試合後のコメント
酒井
――今大会を振り返っていかがですか。
「高校の時はあまり全国大会に出る機会がなかったので、自分の力がどれだけなのか分かっていませんでした。練習でやっていることをやったらこの結果になったと思います」
――反省点はありましたか。
「立ち合いで当たった時に手を伸ばしていたら、そこでまた突くことができたのかなと思います」
西原
――今大会までにどのような練習をしてきましたか。
「今日出ていた人と比べて体が小さい方なので、前に出て相手がスキを見せたときにチャンスはそこしかないと思ったのでそれを生かせるように頑張りました」
――試合中よく声を出していた印象です。
「気持ちを出すためもそうですが、昔通っていた道場の先生から相撲はあいさつが大事だと何回も教わっていたので、それを大事にしてあいさつのときなどで大きな声を出すようにしています」
平田
――今大会を振り返っていかがですか。
「大学に入って最初の大会なので緊張しました」
――持ち味を教えてください。
「うっちゃりです。組みたいのですが、組まない相撲を今練習しているのでどちらもできるようにしたいです」
脇田晃太郎(商1=鹿児島実)
――今大会の目標を教えてください。
「1回戦が強い相手だったので、そこを突破することが目標でしたが、負けてしまって悔しい結果に終わりました」
――今後に向けて強化したい点はありますか。
「体重が低いので、もっと体重を増やして基礎からしっかりやっていきたいと思います」
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