シングルスは入賞届くも苦戦 最高は高橋のベスト8/関東学生新人選手権

卓球 2022.05.03

 関東学生新人戦(以下、新人戦)の2日目はシングルスが行われ、明大は9人が出場した。ベスト16に2人、ベスト8に高橋響生(商1=鶴岡東)とランクインは3人。ルーキーたちにとっての公式戦初試合だったが、上々の滑り出しとはいかなかった。

 

◆4・29~30 関東学生新人選手権(座間市総合体育館)

▼男子シングルス

 高橋――ベスト8

 西沢――ベスト16

 

 勝利への強い気持ちが躍進を見せた。高橋は部内戦でいい結果を残すことはできず、部内では下から4番目。だからこそ「この大会で頑張って結果を残そう」と意気込んで新人戦を迎えた。順当に勝ち進み、4回戦からは3試合連続でフルゲームまでもつれ込む。しかし「できる限り冷静になってプレーすることを心掛けた」と戦術をうまく組み立て、最終ゲームでも気迫のプレー。強みであるサーブとフォアハンドを駆使して得点につないでいき勝利を積み重ねていった。

 

 だが、7回戦、ベスト4を懸けて戦った濱田一輝(早大)に対しては「自分が思うようにプレーさせてもらえなかった」。2ゲームとも相手のペースに飲まれ得点が奪えない。濱田のゲームコントロールや技術に歯が立たず、得意のフォアハンドも打ち返されてしまう。2ゲーム先取され、流れをつかめないまま3ゲーム目へ。ここでポイントを先取されるも同点に追いすがる。だが反撃もここまで。ずるずると引き離され、最終的にはストレートで敗北を喫した。それでもベスト8入りを果たし、明大勢の中では最高成績を収める結果に「これからも謙虚に地道に頑張りたい」。今大会で得た課題を胸にさらなる飛躍を誓った。

 

 次に迎えるのは春季関東学生リーグ戦。新型コロナウイルスの影響で2019年秋季リーグ戦以来のリーグ戦となる。まずは春の頂をつかみ、グランドスラムへの第一歩へ。新体制となった紫紺たちが強さを見せつける日は近い。

 

[新谷歩美]

 

試合後のコメント

高橋

――1年生として初の公式戦はいかかでしたか。

 「明治大学という看板を背負っているのでプレッシャーがあり、初めての大会ということで緊張していました。ですが、それ以上に大学生として出る初めての大会なのでわくわくというか期待していた試合でした。その分思い切ってできたので良かったです」

 

――今回得た課題は何でしょうか。

 「早稲田の選手とした時にやはり技術の差があって点が取れなかったことです。ですがサーブとフォアドライブはうまくいけば通用する部分もあったのでそこは伸ばしつつ、それにつなげられるようにいろいろな技術を取り入れてもっと成長できるようにしていきたいです」

 

剣持将作(商1=実践学園)

――反省点はありますか。

 「少し緊張していました。緊張する中で少し力が入ってしまって、相手も知っている相手で、押され気味で最初から入ってしまいました。最後にそのまま押されて負けてしまった感じです。もっと練習したいと思います」

 

――この大会を通して収穫はありましたか。

 「強い相手とできたので、自分の課題が見えました。中盤の簡単なミスであったり、勝負どころで力の入り具合、どうしても点が欲しくなると肩に力が入ってしまって、ボールがしっかりと飛ばなかったりと簡単なミスがありました。勝負どころで自分のプレーを、肩の力を抜いたり、中盤やリードしたところで焦ったりしないところです」

 

西沢祐太(営1=長野工)

――今大会を振り返っていかがですか。

 「明治大学卓球部は強くて、これ(ユニホーム)を着て重みがあるというか、最初は緊張したのですが、だんだん慣れてきました。最後は同じ1年生に負けたので、明治という王者たるもの勝たないといけないと思います」

 

――自分のプレーで良かったと思うところはありますか。

 「自分の武器としてはやはりサーブ、そこからのフォアドライブなので、もう少しそこを100%、10球中10球決まるような感じでやりたいです。もっと相手のプレッシャーになって、自分が思うようなプレーができるようになるかなと思います」

 

安江光博(政経1=明徳義塾)

――この大会通して課題は見つかりましたか。

 「サーブレシーブのところであまり良くなかった部分があったので、リーグ戦に向けて残りわずかですが、細かい技術を磨いていきたいと思います」


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