櫻井・安江組大学デビュー戦 悔しいベスト8/関東学生新人選手権

卓球
2022.05.01

 今年度初の公式戦が開幕した。1日目はダブルスの試合が行われ、ルーキーペア櫻井倭(情コミ1=鶴岡東)・安江光博(政経1=明徳義塾)組はベスト8に留まった。

 

◆4・29~30 関東学生新人選手権(座間市立市民体育館)

▼男子ダブルス

 櫻井・安江組――ベスト8

 

 ルーキーにとって大学卓球のデビュー戦となった今大会。初めて〝明治〟を背負い試合に挑んだ。ベスト4を決める島村・原田組(専修大)戦では相手に2セットの先制を許したことが致命傷となる。両者譲らぬ激しいラリー戦。一手を決めるチャンスができても、打ったスマッシュのボールは勢いが強すぎて台を越えてしまう。得点チャンスがあるのに決められないという惜しい展開が続いた。追い詰められた状況で迎えた3セット目。着実に点数を重ねやっと1セットを手にする。しかし初めから点数を連取された4セットでは、櫻井・安江組の特長である攻撃パターンを発揮することができなかった。「最初緊張して凡ミスが多発してしまった」(櫻井)と相手の攻撃から守るプレーの甘さも痛感。相手の勝利の雄叫びにのみ込まれる悔しい結果に終わった。

 

 接戦で負けてしまった準々決勝。優勝を目指していた分ベスト8の結果は身に染みる。しかし今大会での悔しさを起爆剤とし〝卓球界の王者〟になれるよう前を向きたい。大きな可能性を秘めた新人たちの成長から目が離せない。

 

[新村百華]

 

試合後のコメント

櫻井

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「明治大学として出る最初の公式戦で緊張する場面もありましたが、先輩方がとても強くてその中で練習させてもらってきたので自信を持ってやろうと決めてきました。でもやはり勝負どころで緊張というか『勝たなきゃ』という思いが強くなってしまって、最後負けてしまいました。それでも初めて組むにしてはベスト8まで行ったので良かったのかなと。またこれから頑張ろうと思います」 

 

安江

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「明治大学の公式戦は初めて出るし、やはり伝統がすごいので先輩を目指して、優勝を目標にやってきましたが(相手が)カットマンだと慣れていない部分がありました。優勝を目指していたので悔しいです」

 

――今大会で得た収穫はありましたか。

 「自分はベスト8決定戦の時に5セット目の、マッチポイントを取られている場面で思い切って勇気を出してプレーしたことがかなりダブルスで良かったと思います。そこに関しては満足です」