新進気鋭!ゴルフ部ルーキーインタビュー第3弾
今年度は男女ともにAブロックでの戦いに挑む明大ゴルフ部。新年度を迎え、全国から3人の加入が決まった。今回はルーキーたちにこれまでの歩みと明大での目標を伺う。第3回は今まで部活に属したことがないという異例の経歴を持つ田中貫太(商1=福岡大大濠)選手のインタビューをお送りします。(この取材は3月28日に行われたものです)
――ゴルフを始めたのはいつですか。
「本格的に始めたのは小学5年生からで、それまでは水泳をやっていました。父親がゴルフをやっていたのでその影響で始めました」
――印象に残っている大会はありますか。
「高校の試合なのですが、優勝したらプロのトーナメントに出場できるという試合がありました。2日間の競技で初日に2位に3打差をつけてトップに立ったのですが、そこから自分が伸び悩んで最終的に2位で終わってしまいました。トップに立っていたのに優勝を譲ってしまったので特に悔しかったです」
――それはどのような大会だったのですか。
「KABジュニアゴルフ選手権です。熊本の朝日放送が主催している大会で、九州でプロの大会に出たいという人が出場するので、中学・高校のかなりレベルの高い試合だと思います」
――結果を受けて監督から何か声を掛けられましたか。
「僕が通っていた高校には部が無かったので、クラブチームの先生からでしたが『残念だったね、でもその経験は絶対生きるから』と言っていただきました」
――先生はどんな方ですか。
「年配の方で、すごく優しくて、ゴルフのルールを大事にされている先生でした。一緒にプレーさせていただいたときはマナーなどを教えていただいて、今でも大人の方とラウンドする機会が多いので、その経験が生かされていると思います」
――やはりマナーには厳しいのですか。
「ちょっと堅苦しいかなと思うくらいマナーには厳しいものがあります。特に年上の方などはすごく厳しいので、マナーは大切になってきます。礼儀がまず大事で、始まる前にコースに一礼するなど、そのようなマナーは大事だと思います」
――明大に進学した理由を教えてください。
「元から僕がゴルフ部のない高校に進学した理由の一つでもあるのですが『ゴルフばかりやっていてはだめ』という親の教えがあり、やはり文武両道というか、ゴルフをやるならまず勉強をしてからということがありました。ゴルフに専念するなら他の大学という選択肢もありましたが、高校までやってきたことを無駄にしたくはなかったです。それが一番生かすことができる大学ということを考えて、明治大学の推薦入試を受けました」
――高校時代も文武両道で勉強に励んできたのですか。
「そうですね。勉強だけでしっかり頑張っている人たちにはかなわないですが、ゴルフをやりながら、授業だけでも、という思いでしっかり受けて、試験の時は1週間、2週間ゴルフを休んで勉強をしていました。」
――やはり東京での新生活は大変ですか。
「もう大変です(笑)。親に感謝です。どれだけ親に頼っていたかというのがすごく分かりました」
――大学4年間を通してどんな選手になりたいですか。
「最後まで4年間、中心になって頑張り、プロになってもおかしくないぐらいの選手になりたいです」
――最終目標はプロになることですか。
「プロになれたら最高なのですが、男子プロゴルフ界というのは厳しいものがあり、よほどずば抜けた力がないと今は生活できない状況になってきているので、そこまで力をつけることができるように頑張りたいです」
――大学での目標を教えてください。
「学生の試合としては関東学生ゴルフ選手権があるので、4年間のどこかで優勝したいと思っています。大学になると関東に強い選手が集まってくるので、とてもレベルが高い試合になるのですが、そこで勝ち切れるようにしたいです。その先の日本学生(日本学生選手権競技)という全国大会でも優勝争いができるような選手になりたいと思います」
――ありがとうございました。
[春木花穂]
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