新チーム開幕戦 国士大に快勝!/春季オープン戦

アメリカンフットボール 2022.04.25

 あいにくの雨の中迎えた春季オープン戦初戦。前半はQB#1吉田拓郎(法4=日大鶴ケ丘)を中心とした安定感あるメンバーが35-6と勝利への道筋をつくる。続く後半ではこの試合でデビューを飾る新入生も加わり、昨年度BIG8〟4位の国士大相手に開幕戦を白星で終えた。

 

◆4・24〜6・19 春季オープン戦(アミノバイタルフィールド)

▼4・24 対国士大戦

 ○明大42{14-6、21-0、0-7、7-0}13国士大

 

 足場の悪さをものともせず〝ランの明治〟で圧倒した。試合開始直後、相手のファンブルによって攻撃権を手にすると、RB#6森川竜偉(政経4=佼成学園)が25yd地点から駆け抜けTD(タッチダウン)。明大優位のまま試合を進め、攻撃を積み重ねてエンドゾーンに近づいていく。第1Q開始6分37秒には、RB#39廣長晃太郎(商2=箕面自由学園)が得意のランプレーでTD。しかし残り時間わずかのところ、自陣での攻防で守り切ることができず。「(ディフェンス陣は)基本的なミスが目立った」(DL#99山﨑亮・法4=明大中野)と国士大がTDを決め14-6。

 

 第2Q、グリフィンズの勢いは止まらない。吉田が巧みな足さばきで相手ディフェンスをかわすと、瞬時にパスの軌道を描く。約20ydのパスがつながり、WR#86羽深素(商4=攻玉社)がTD。ディフェンス面では山﨑がQBサックを食らわせ、スキのない守りを見せつけた。その後も廣長がボールを持つと、約70ydにも及ぶ長距離ランプレーで自身2度目のTD。「自分がやらなければいけないことは果たせた」(廣長)。昨年度関東5位のラン成績を残した廣長、今年度もその圧倒的なスピードは健在だ。完全に流れを掌握したグリフィンズ。前半終了間際にはエンドゾーン目前の攻防を森川が打ち破りTD。身体能力の高さを生かして2度目の得点を決め、前半を35-6で折り返した。

 

 迎えた後半戦では今試合がデビュー戦となる新入生を含む、フレッシュなメンバーで挑んだ。「のびのびとプレーしていて良かった」(山﨑)。テンポよく進んだ前半戦とは打って変わり、一進一退の展開となった後半戦。TDを許す場面もあったが、最後まで耐え抜く。そして試合時間残り26秒、RB#43井上太陽(総合2=鎌倉学園)が2ydの攻防を制しTD。最終スコア42-13と全員の力で見事に白星を勝ち取った。

 

 『前半で差をつけ、後半で後輩たちに負担なくプレーさせる』という戦略通りに運んだ開幕戦。次戦は5月3日、甲子園ボウル4連覇中の王者・関西学大に挑む。

 

[春木花穂]

 

試合後のコメント

OL#78大枝弘平主将(政経4=関西大倉)

――試合を振り返っていかがですか。

 「今日は初戦ということもあってミスが多く出たので、これは今週と来週の練習で改善していきます。明日からは関学戦にフォーカスを合わせて、自分たちのフットボールで勝てるようにやっていきます」

 

廣長

――試合を振り返っていかがですか。

 「僕は前半メインで、初戦ということで変に力が入っていたわけではないですが、しっかりとゲインして、自分がやらなければいけないことは果たせたと思います」

 

――新入生のプレーを見ていていかがでしたか。

 「経験値が浅いですし、相手がフルメンバーだったというのもありますが、うまくかみ合わなかった部分がありました。そこは要練習ですね。春なのでミスをしても次があるので、いい反省点になったと思います」

 

山﨑

――試合を振り返っていかがですか。

 「基本的なミスが目立って、ディフェンスの基礎であるタックルや、役割ミスというのが課題として出た試合でした」

 

――QBサックを決めましたがいかがですか。

 「久しぶりのサックだったので気持ちよかったです」

 

――関西学大戦への意気込みをお願いします。

 「定期戦ですし、春シーズンで勝ち点などは付かない試合ですが、そこで怠らずに自分たちでやってきたことを全て出せるような、意味のあるゲームにしたいです」


関連記事 RELATED ENTRIES