学生個人開幕! 初日は明大勢が3種目で入賞/日本学生個人選手権

競走 2022.04.16

 あいにくの天候の中開催となった日本学生個人選手権(以下、学生個人)。3年ぶりの有観客試合となった今大会の1日目は明大から計7選手が出場。うち3人が入賞するなど充実した内容となった。

 

◆4・15 2022日本学生個人選手権(レモンガススタジアム平塚)

▼男子1500メートル予選

 1組 馬場 6位 3分49秒77

    杉本 14位 3分57秒93

 2組 近藤亨 2位 3分52秒14

    吉川陽 7位 3分54秒25

 

▼男子400メートル予選

 3組 野口 4位 48秒40

 

▼男子1万メートルW決勝

 清水 5位 41分18秒67

 

▼男子400メートル準決勝

 1組 野口 7位 48秒26

 

▼男子1500メートル決勝

 近藤亨 5位 3分47秒58

 馬場  11位 3分52秒10

 

▼男子1万メートル決勝

 小澤 4位 28分50秒28

 

 1500メートルには4人が出場。その中で先日行われた東京六大学対校大会で大会新記録をマークした近藤亨(商4=愛知県私立愛知)と馬場勇一郎(政経3=中京大中京)が決勝に進出した。近藤亨は勢いそのままに決勝でも躍動し5位入賞。しかし「タイムだけを見たらまだまだ悔しい」と悔しさをにじませた。

 

 400メートルには野口航平(商4=洛南)が出場。「400メートルを個人で走るのは初めてだった」。緊張があったが、練習の成果を発揮し予選を4位で通過。準決勝では組7着に終わるも、「(前半を)休まずしっかりいけた」と収穫は十分。今回得た課題を元に、5月の関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)に向け準備を進める。

 

 1万メートルWには清水海地(理工3=長野日大)が出場。前半は先頭集団でレースを進める。後半、立岩(順大)が抜け出しレースが動くも「ペースが良い分、あまり波がなかった」。リズムを崩さず第3集団を引っ張り、悪天候の中、自己ベストを更新し5位入賞と健闘した。上級生となり「競歩ブロックの主力になる」。未来のエース候補が上り調子だ。

 

 1万メートルには小澤大輝主将(政経4=韮山)が出場。学生長距離界屈指の選手や実業団選手といったハイレベルな選手が集まるレースとなった。前半から先頭集団でレースを進め、ペースを維持。後半「葛西くん(創価大)が抜け出したところできつくなった」と、課題は残ったものの終始安定したレースを披露。実業団選手にも果敢に挑み、後半には突き放す場面も。見事4位入賞で大会を終え、好感触を得た。また本レースには明大OBである鈴木聖人選手(令4政経卒・現旭化成)も出場。レース後には言葉を交わす場面も見られた。

 

 「競走部としての前半戦の大きな大会は関東インカレ」(小澤)。関東インカレ1部残留に向け、おのおのが目的意識を持って取り組んでいる今シーズン。昨年度の快進撃を引き継げるか。真価を問われる今年度の明大から目が離せない。

 

[菊地隼人]

 

レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。


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