男子7連覇達成! 今年度の順調な滑り出しに/東京六大学春季対抗戦

水泳(競泳) 2022.04.12

 新入生を交えた初めての大会である、東京六大学春季対抗戦が開催された。男子はこれまで6連覇を記録しており、期待のかかる大会だ。男子400メートルフリーリレーでは早大に敗北を喫するも、新戦力である清水博斗(政経1=日大藤沢)が200メートル自由形で優勝するなど、他の種目でカバーし合い結果は見事優勝。女子も50メートルバタフライで1位を記録した水口知保(営3=目黒日大)をはじめとする活躍もあり、前回の対抗戦から順位を上げ4位という結果で終わり、今年度の好スタートを切ることができた。

 

◆4・3 第30回東京六大学春季対抗戦(立大セントポールズ・アクアティックセンター)

▼男子 明大――1位 

 女子 明大――4位

 

 新年度、チームとして大きな一歩を踏み出した。新戦力も加え各大学が誇りをもって戦う対抗戦。明大は連覇を達成している強豪校として、そのチーム力を見せつけた。「最初の方はベストも出ておらず、チームとして悪い流れだった」(大貫勇主将・情コミ4=八王子)。しかし、100メートル自由形で五味智信(商2=湘南工科大付)が1位を記録するなど、後半戦から徐々に調子を上げていき、ベストが出てくるように。前半の悪い流れを巻き返すように明大本来の力を示した。

 

 「勝ち切ることを目標としていた」(大貫)。しかしながら悔いの残る場面もあった。400メートルフリーリレー。前回の対抗戦では完全勝利を果たし、7連覇中であった明大にとって負けられないレースであったが、惜しくも結果は2位。早大に栄冠を譲ることとなってしまった。「負けてしまったため(目標は)達成できなかった」(大貫)と、主将として悔しさをにじませた。それでも「(総合で)優勝できたことはプラス」(大貫)。次戦こそ、どの種目においても文句なしのレースを目指す。

 

 「今の実力以上を本番で発揮できるようにしたい」(宮坂倖乃女子主将・法4=春日部共栄)。新体制として、今年度初めての大会で満足のいく結果を残すことができた明大。日本学生選手権(以下、インカレ)では男子は総合優勝、女子はシード権獲得と大きな目標を掲げている。今大会を踏み台として、さらなる力を引き出すに違いない。再び競泳界に名をとどろかせるため、明大は歩みを止めない。

 

[清水優芽]

 

試合後のコメント

大貫

――今年度の課題や目標はありますか。

 「今年度の課題という点で一つ、チームワークというものを課題にしています。昨年度のインカレで、取りこぼしたところを他の選手が補うという戦い方ができていなかったので、今年度は取りこぼしてしまったとしても他の選手が補うことのできるようなチームづくりをしていきたいと思います」

 

――日本選手権に向けての意気込みをお願いします。

 「今度の日本選手権に向けては合宿もあるので、チーム全員がベストを出せるように取り組んでいけたらなと思います」

 

宮坂

――新戦力はいかがでしたか。

 「1年生はまだ緊張している子が多いなと感じましたが、試合を楽しんでいるようにも見えました。実力は高い子たちなので、生き生きと頑張れるような環境をつくっていきたいなと思います」

 

――個人としてはいかがでしたか。

 「練習の一環として、たくさんレースをこなす試合でしたが、自分的には満足のいくタイムだったのかなと思います」

 

――次は日本選手権ですが、目標はありますか。

 「3月の選考会では思ったようなタイムを出すことができず悔しい思いをしました。そこからまた気持ちを切り替えて、今はまだアジア大会の枠が平泳ぎは残っているので、その代表に入れるように、あと3週間しかないですができることを頑張りたいと思います」


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